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2024年12月30日22:46

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「景観訴訟を起こされた建物は「美術館」には向かない」と言うこともあったかもしれないが。

■楳図かずおさん、財団が答えた『まことちゃんハウス』の今後と病床での “終活”
(週刊女性PRIME - 12月30日 11:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=8151551
今年10月、漫画家の楳図かずお(1936〜2024)が亡くなったことは、吉祥寺と言う街にとってもかなり大きなニュースとなったと思います。吉祥寺の周辺に馴染みのある私としては、赤と白のボーダーシャツを着て吉祥寺界隈を歩いているこの人を見かけたことが何度もありますし、記事の“主役”たる「まことちゃんハウス」の存在と合わせ、「吉祥寺を象徴する人物の一人」と言っても過言ではなかったので、今年(令和6年・2024年)の吉祥寺の10大ニュースの一つに、確実に選ばれる出来事と理解します。
「恐怖漫画というジャンルを確立した漫画界のレジェンド」「ホラー漫画の第一人者」と評され、『へび少女』、『猫目小僧』など多くの作品をヒットさせ、“グワシ”のギャグで知られる『まことちゃん』や『おろち』、『洗礼』、『わたしは真悟』、『神の左手悪魔の右手』などを世に出した人ですが、一昨年に27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO』を発表して存在感を示し、新作への意欲もかなりあったようですが、今年の7月に自宅で倒れて病院に搬送されて末期の胃癌と診断され、手術せずに都内のホスピスで終末期ケアを受けていたとか。その頃に自らの著作権を一括管理する一般財団法人を設立し、作品を未来に残すための様々な企画や構想を練っていたようで、記事では、その一般財団法人について、「漫画家として広く知られている存在だと思うのですが、楳図さんは自身のことを芸術家だと思われていたので、そうした芸術的評価を揺るぎないものにしたいと考えていたんです」と、その設立の意図を紹介、さらに「楳図さんは“自身の作品を守るだけではつまらない。発展させるために財団をつくるから、後は任せた。死んだ後は、その様子を見て楽しむから”と話していました。わかりやすく例えるなら、楳図さんの作品をハリウッドで映像化させるなどですね」とし、続けて「財団の目的には《美術館の運営》も入っているのですが、本人としては“楳図美術館”をつくってほしいという思いも強く持たれていました」としています。
記事は、この美術館の候補地として「真っ先に頭をよぎるのは、東京・吉祥寺にある、赤と白のボーダー柄の一軒家『まことちゃんハウス』の存在」と紹介した上、「『まことちゃんハウス』は、住宅兼財団の事務所として利用していくことが決まっていて、現時点では博物館や美術館にすることは考えていません。今は、私が毎日通って、そこで仕事をしています。それが楳図さんの希望でもあったので」と、「美術館とはしない」と述べていますが、かつて近隣の住民から「赤と白の派手な外観が地域の景観を損ねる(原告住民は『騒色被害』なる言葉を使った)」として建設差し止めと損害賠償請求の訴訟を起こされ、最終的に、東京地裁が住民側の請求が棄却となったことかあり、こうした経緯のある建物を「美術館に適する存在」とは考えていなかったのだろうと推察できますね。
私も、何回か京王井の頭線の近くにある「まことちゃんハウス」の前を歩いたことがあるので、どのような場所にあるのかのイメージは浮かびますが、住宅地でもあり近隣住民への迷惑を考えると、訴訟沙汰が無くても「美術館にはしない方が良い」との結論に達したかもしれません。「財団の事務所」となったことで、良かったと思います。
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