自分は元熱狂的なプロレスファンでしたが、決して猪木信者ではなかった。
プロレスに目覚めたのは小学校低学年の時にみた A猪木対S小林 子供も目線からだが当時の猪木、坂口、小林の実力は同等だと思っていた。
静岡県は民放のTV局が少なくある時期プロレスから遠ざかっていたが、Tマスク、IWGP構想の頃からまた熱を帯びてきて、お小遣いでプロレス会場にも足を運ぶようになった。
だが自分が目の辺りで目撃した アントニオ猪木は幼少の頃とはまるで別人のような気がした。
そこからだろうか。自分は会場での割れんばかりの「イノキコール」には参加せず、国際軍団や維新軍に声援を送るように気持ちが移っていった。
映画の感想に辿りつく前に 自己紹介が長くなってしまった。
(劇場映画)アントニオ猪木をさがして この映画で猪木寛治を探す事は出来たのだろうか?
オープニングのブラジルでのエピソードは歴史を感じられて興味深い話だった。
まあその後の顛末は我々世代なら誰もが知り得てる情報であろう。
試合のシーンが短いのは致し方無いとして、インタビューのレスラーや途中のドラマはもう一工夫欲しかったな。
インタビューは長州力が抜けていたのが、信じられない。坂口征二は多分辞退しただろう。できれば 藤波とセットで長州力。藤原とセットで前田日明という訳にはいかなかったか。
やはり今のファンに向けて棚橋弘至やオカダカズチカの登場シーンが長く感じたのは、年よりのわがままかな。
ひとつ褒めたい処がある。それは病状やベッドの横たわるシーンが皆無だった処だ。NHK特番で何回か拝見したが、それはとても目を開けて凝視するには辛すぎるシーンであった。
この映画に猪木のダークサイドを求めるのも酷な話なのだろう。
これからいろんな暴露本や動画が溢れ出るかもしれない、ミーハーな自分ではあるが、己のスタンスでアントニオ猪木を弔って生きていきたいと思う。
まあ粗捜しても意味がない。
やや冷え切った感のある映画業界に一石を投げたこの作品を素直に評価したい。
せっかくお金を出したので 安易に半年後に無料配信とかは
勘弁してもらいたいものだ。
アントニオ猪木をさがして
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