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2023年09月10日23:43

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平和維持軍だった露軍が去ったコーカサス地方は戦乱の予感

緊張が高まる南コーカサス、イラン大統領は如何なる変化も容認しない
2023.09.10

アルメニアとアゼルバイジャンが国境沿いに戦力を移動させたため南コーカサスの軍事的緊張が高まっている中、アルツァフ共和国が大統領選挙を強行、さらにイランのライシ大統領も「同地域の如何なる変化もレッドラインを超える」と発言した。

現在の状況がどこまで深刻化するのは謎だが、この局面で新たな戦争の勃発だけは何としても避けたいところだ

アルメニアとアゼルバイジャンが国境沿いに戦力を移動させ「相手が先に挑発した」と互いに非難する中、アルツァフ共和国が大統領選挙(9日)を強行して新大統領を選出、主権を侵害されたアゼルバイジャン側は「極めて挑発的な行為だ」と反発しており、同じ問題を抱えるウクライナは「アゼルバイジャン領で実施されたナゴルノ・カラバフ地域の大統領選挙を非難する。この選挙は国際法の規範と原則に反しているため結果は無効だ」と、EUも「大統領選挙を実施した憲法及び法的枠組みを承認していない」と表明して選挙結果を認めない構えだ。

さらにイランとトルコも南コーカサスの状況に介入する構えを見せており、パシニャン首相と会談したライシ大統領は「イランにとって同地域の如何なる変化もレッドラインを超える。3(アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア)+3(ロシア、トルコ、イラン)形式以外の対話、他国との協力、他国の軍事演習は状況を複雑にするだけだ」と述べ、米国との軍事演習を発表や安全保障政策の多様化を打ち出してきたアルメニア、ザンゲズール回廊を要求するアゼルバイジャンの双方を牽制。

トルコのフィダン外相も「イランが状況に加入すればトルコ軍は迅速に対応する」と発言したという話もとびだしているものの、これは情報の出処が怪しいので本当かどうかは不明だ。

どちらにしても南コーカサスは軍事的にも政治的にも緊張が高まっているのは事実で、この状況をトルコが静観するはずがなく、イランも「南コーカサスに米国の影響力が入ってくること」「アゼルバイジャンとトルコがザンゲズール回廊で繋がること」を容認するはずがなく、ウクライナとの戦争で手一杯なロシアもイランと手を組んで安全保障環境を不安定にし「安全保障政策の多様化の骨抜き=他の要素が入ってくる前にロシアに頼らざるを得ない状況を作り出すという意味」を狙ってくるかもしれない。

現在の状況がどこまで深刻化するかは不明だが、この局面で新たな戦争の勃発だけは何としても避けたいところだ。
https://grandfleet.info/european-region/tensions-rise-in-south-caucasus-iranian-president-wont-accept-any-changes/
ザンゲズール回廊はアゼルバイジャンの飛地を繋げる回廊ですが、イランと接しているので、アゼルバイジャンの友好国であるトルコがイランに直接侵攻できる状況になります。

アルメニア南部にあるこの回廊を、アゼルバイジャンに渡すわけにはいきませんから、露軍が撤退した今、銀次バランスが崩れ一触即発です^^;

露軍はウクライナだけに構っていられなくなるので、EUは万々歳ですが、米国が深入りしたら日本まで巻き込まれるかも^^;
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