東京ドームで武藤さんの引退試合を観戦してきました。
PRO-WRESTLING “LAST” LOVE
武藤敬司対内藤哲也
武藤さんが最後の対戦相手に指名したのは内藤選手、11年前の同じ東京ドームにおけるシングル対決では武藤さんが完封しています。
フランク・シナトラのマイウェイをBGMにした煽りVTRは秀逸。ゲスト解説席にはタナが座り、刺激的なテーマ曲が鳴り響いて黒のカリスマ・蝶野さんが隣へ。内藤選手のセコンドにはロスインゴの日本人メンバーが集結、武藤チルドレンのSANADA選手&BUSHI選手も見守る形です。
武藤さんはファイナルカウントダウンから始まってHOLD OUTに向かう歴代入場テーマメドレーで武藤コールのなか登場。序盤のグラウンド戦ではキーロックなど腕狙いが中心で、内藤選手はヒザ狙いで応戦。武藤さんは重い空気を切り裂くようにフラッシングエルボー→STF、反撃を許して劣勢になると場外に誘い込んでロープ越しに低空ドロップキック→ドラゴンスクリュー。足4の字固めでタップを迫ります。
内藤選手はコーナーを利用した振り子式低空ドロップキックやエスペランサも、武藤さんの袈裟斬りチョップ→DDTで橋本コールが発生。続くエメラルドフロウジョンでは三沢コールと、想いが爆発したのはクライマックスでした。
武藤さんはシャイニングウィザードを連発しますが、ムーンサルトプレスは2回狙いながらも逡巡ののちに断念。ここから内藤選手が掟破りのシャイニングウィザードを前後から放つなど畳み掛け、アピールしてからのデスティーノで28分58秒の戦いに終止符。コーナーに顔を埋める武藤さんの背中を切なそうに見つめていたのが印象的でした。
武藤さんは内藤選手とロスインゴ流でグータッチから固く握手し、自らロープを開けて送り出し。そしてマイクを手にすると、
「自分がいなくなってもプロレス界はばく進していく!」
それでもまだ灰になってないと解説席の蝶野さんに対戦を要求し、タイガー服部さんを呼び込んでレフェリーに指名。そしてFANTASTIC CITYが鳴り響いた瞬間、過去の記憶が呼び起こされて気持ちが昂りました。
叶わぬと思われた特別試合のゴング。サングラスを外して臨戦態勢を整えた蝶野さんは魔法がかかったように足取りも力強く、眼光の鋭さも往年のまま。張り手で武藤さんに片膝をつかせた蝶野さんは助走をつけてシャイニングケンカキック、ダウンさせるとすかさずSTFに移行。これが本当のSTFだという攻撃にタイガー服部レフェリーがチェックすると、武藤さんはタップの意思表示。最後の最後まで武藤さんの掌に乗せられっっぱなしでした。
前代未聞の引退試合連敗という記録を残した稀代の天才レスラーに古舘伊知郎さんが餞の熱いメッセージ。花道を引き上げてステージに立った武藤さんへの拍手とコールがドームを包み込んだラストシーンでした。
武藤さん、39年のプロレス生活お疲れ様でした。プロレスLOVEは永遠です!!
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