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2021年06月14日23:53

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「寺内貫太郎一家」の名優ぶりも印象に強いが、「どこまでも行こう」をめぐっての訴訟の勝訴もハイライトの一つだったか。

小林亜星さん死去88歳「この木なんの木」作曲家 「寺内貫太郎一家」主演
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6554407
昭和40〜50年代を中心にCMソングやアニメのテーマソングをはじめ、都はるみの「北の宿から」を手掛けたことでも知られる作曲家の小林亜星が去る5月30日に心不全で亡くなった、ですか。「この木なんの木」でおなじみの日立製作所の「日立の樹」やレナウン「ワンサカ娘」、ブリヂストン「どこまでも行こう」など、耳に馴染みやすくその企業のイメージを決定づけたCMソングを数多く作った作曲家である一方、その堂々とした体格と低めの声が買われてか、TBSのドラマ「寺内貫太郎一家」(向田邦子脚本、久世光彦プロデュース)に坊主頭になって主演、俳優としての一面を見せ人気者になった人ですが、そのイメージが強く世に浸透した後で発表した「北の宿から」は、「作曲家・小林亜星ここにあり」を世にアピールした作品にもなったと言えますね。
そんな小林亜星が作曲家として存在感を強く示したと言えるのが、平成10年、フジテレビの「あっぱれさんま大先生」のエンディングテーマとして服部克久が作曲した「記念樹」をめぐって、小林亜星の作品の一つであるブリヂストンのCMソング「どこまでも行こう」を無断で編曲したものであると、服部克久に対して著作者人格権(同一性保持権、氏名表示権)の侵害と編曲権侵害に基づく損害賠償請求訴訟をその著作権者と共に起こし、一審(東京地裁)では訴えを退ける判決となったものの控訴審の二審(東京高裁)で小林亜星側が逆転勝訴、被告の服部克久が最高裁に上告するも二審判決が確定し勝訴した一件でしょう。服部克久も「ザ・ベストテン」や「新世界紀行」などテレビ番組のテーマ曲やCM音楽を数多く手掛けた人でしたが、「どこまでも行こう」の一件でのイメージダウンは避けられず、「寺内貫太郎一家」の頑固親父の姿がオーバーラップしたような感じがありました。
88歳になりましたが、亡くなる直前までこれと言った大病もせず、元気に過ごしていたようですが、亡くなった30日の早朝に自宅で転倒した姿で見つかり、緊急搬送されたものの心不全で不帰の人になったとか。「日立の樹」など、数多くの作品で作詞を手掛けていた作詞家の伊藤アキラの訃報に接した際には「プライベートではお酒も呑まず、大変真面目な方でしたので、私のような飲兵衛とはほとんど接点はなかったのですが、仕事ではいつも彼の歌詞が回ってくると、スムーズにメロディをつけれるという、気が合うのか合わないのか、そんな不思議な関係でした」と、追悼コメントも寄せていたようですが、同じ月に、後を追うように亡くなったと言えるかもしれません。昨年、細川たかしの代表作である「北酒場」や「心のこり」の作曲家の中村泰士が亡くなり、続けて作詞を手掛けたなかにし礼も亡くなりましたが、「名コンビ」は後を追うように亡くなるものなのか、と思ってしまう感じもありますね。
そういえば、訴訟を起こした相手たる服部克久が亡くなってから約1年経っての訃報ともなりました。ご冥福をお祈りいたします。合掌。
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