★ギーター/2-16
(長谷川訳)
存在しない物の存在はあり得ず、存在している物の不存在もあり得ない。本質を知る知者たちはその両者(存在と不存在)の究極の姿を見届けている。
(田中訳)
物質と霊の本性を学んで、真理を徹見した人々は、非実在は一時的に現象(あらわれ)でも持続せず、実在は永遠に存在することを知る。
(長谷川解説)
たえず変化していいるプラクリティの背後にある、究極の真理とは何か、これを知ろうとする科学者も苦心している。ギーターによると、真理は常に在り、常にあり続けているのだ。海の姿に喩えるならば、我々は海で弛みなく、無数の波が生じているのを見る。それらの波は、発生しては増大し、海の表面で旅を重ね、また再び元の海に溶け込んでいく。しかし、その中での各々の波は、その海の演技であり、それらの表面的な遊戯の背後に、海の形の如く永続する真理がある。ある時、我々に見えるすべての物は、世界で嘗てどんな時にも見ていたものであり、それは常に現実に表われ、存在している。世界のあらゆる変化の中でも、全く変化しない真理のみ顕現し続けている。
ログインしてコメントを確認・投稿する