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2020年01月28日14:46

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やっと我が家でも SACD を聴けるように… その2

いやはや、とにかく驚いた。
話は先日に記した日記の続きになるのだけれど、あれ以降も驚きの変化の連続だったのだ。
それはおよそ20年も前の製品なのに…。
そしてどれだけの長期間、電源が入っていなかったのであろうか? 
中古品であろうと Aging による変化(効果?)で「こんな事になっちゃうの?」を、この歳になっても思い知らされちゃった私である。
 

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既存の “DVL-919” & “SU-8” と、新参者(と言っても ’01年に発売)の ”DV-S747A” との対決という比較試聴は大変に面白かった。
”DV-S747A” に搭載された “Regato Link Conversion - Pro” の効果は絶大で、44.1kHz な PCM の CD であろうとも、間違いなく 20kHz 以上の音を聴かせてくれる! 
…と驚き、喜んだのは先日の日記にも記したとおり。
しかも、試聴を進めれば進める程に ”DV-S747A” の音はどんどん変わって行く。
試聴開始の当初は、苦手も苦手の YAMAHA っぽい Soft & Mellow な「鈍臭い音」に幻滅させられた。
けれども、1時間を経過すると YAMAHA っぽいそれは解消され、2時間も経過すると私好みの Speed 感が出て来た。
3時間以上が経過すると「急速な変化」は落ち着く。
重低音(超低域)への伸びは既存の “DVL-919” & “SU-8” より伸びているものの、まだ Speed 感はいまひとつ…。
低域全体での「瞬発力」や「押しの強さ」は “DVL-919” & “SU-8” に及ばなかった。
けれども、”DV-S747A” を導入した初日の最後には、その差を僅差にまで迫ったのだから面白かった。
 

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Test で選んだこの4枚から「これぞ!」な曲を何度も繰り返す比較試聴だった。
 

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数時間の Aging によって、いよいよ Cirrus Logic 社製の DAC Chip “CS4392” の本領を発揮か…? 
かなりイイ感じになって来たぞ! 
…と思っていたところへ、別の曲で比較したらば「なんじゃこりゃ…?」な音が出てしまった。
Contrabass で高い音の弦を弾いた時の「頓珍漢な音」に、またもや幻滅…。
Graphic Equalizer を弄りまくって妙にメリハリを効かせた、若者向けのような音の Contrabass で一気に興醒めしてしまったのだ。
で、初日の試聴はここまで。
電源は On のままで一晩放置してみる。
 
そして翌日も同じような比較試聴を繰り返した。
すると…? 
またも驚いたよ。
あの「頓珍漢な音」だった Contrabass が、既存の “DVL-919” & “SU-8” と同様に聴かせてくれるようになったのだ。
もう「嘘っ…?」なくらいの変わりよう。
伸びと量感は豊かなのに、適度な締まりと抜群の High Speed 感…。
そんな ”DV-S747A” の低音は、既存の “DVL-919” & “SU-8” と甲乙を付け難いくらいなまで素晴らしくなったのだ。
ん〜〜〜。
イイね、イイねぇ〜。
そう! 
かなり「イイ感じ」にまで Aging が進んだのだけれど、次の問題が発生する。
いや、正確には「最初から気にはなっていた」のだけれど、時間の経過とともに「それって、どうよ?」を激しく意識するようになってしまったのだ。
それは「凄く嬉しかった」あの “Regato Link Conversion - Pro” による 20kHz 以上の Analog を再現する機能が、時には「激しく邪魔」な存在だったりするのだ。
いかんせん「凄く嬉しかった」のが、その真逆の「喧しくて邪魔」という両極端なそれ…。
想定外の両極端で、頭が痛い…。
Sampling 周波数が 44.1kHz で 16bit の PCM である CD からのそれをも、最大 192kHz にまで Up Sampling して 24bit へ再量子化してから D/A 変換という贅沢な設計の “Regato Link Conversion - Pro” によって、本来は Cut されてしまった 20kHz 以上の音を 1/f で仮想再現してくれる。
DENON で言えば “AL24 Processing Pius” と同様の機能のそれである。
けれども ”DV-S747A” の “Regato Link Conversion - Pro” での効果は、こうも「凄く嬉しい」と「喧しくて邪魔」の両極端になってしまった。
ん〜。
これって、どうしたらイイのやら…? 
 

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そこで、このような試みを思い付いた。
“DVL-919” の助っ人だった外付け DAC Unit の “SU-8” を ”DV-S747A” と組ませてみる。
”DV-S747A” からの Digital Out だったらば “Regato Link Conversion - Pro” の効果は無効の筈…? 
それを確かめる意味もある。
でだ、ちょいと試してみたらば…
 おっ !?
 おぉ〜〜〜! 
…だったりする。
イイね、イイねぇ〜。
これで増々面白くなって来たぞ。
と同時に、そんな「おぉ〜〜〜!」だったこの組み合わせを Main にする事に決定! 
そのくらいに「おぉ〜〜〜!」だったのだよ。
 

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そんな我が家の Main CD Player に昇格した ”DV-S747A” には、昇格ついでにちょいと小細工なんぞも…。
純正の Insulator(四隅の足)があまりにも脆弱で安っぽい奴だったので、それをぶっ飛ばして Spike 支持に変更する。
…のつもりで既存の Insulator を取り外したらば、なんと底盤は二重構造だった事が判明。
ならば…? 
この際だから、その底盤の防振対策なんぞも試みる事にした。
その2枚の底盤の上下で接する箇所に 0.5mm 厚の Rubber Sheet を敷き詰める。
 

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それを下側の底盤で挟む事で、不要な振動を抑える試みである。
 

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本体底盤で発生してしまう振動は「金属と金属を Rubber で挟む」という防振対策の「基本中の基本」にて抑制。
Rack から本体への振動は Spike 支持による Mechanical Diode 効果にて遮断。
…という目論見である。
 

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そして ”DV-S747A” & “SU-8” は Main の場所へ、Sub となった “DVL-919” は右下へ移動する配置に決定。
 

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Sub へと降格してしまった “DVL-919” なんだけれども…? 
その Digital Out は “SU-8” へと繋がるのである。
”DV-S747A” → “SU-8” は Coaxial(同軸)Cable で接続。
”DVL-919” → “SU-8” は Optical Fiber(光ファイバー)で接続する。
 

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そんな接続の結果…? 
我が家は CD だけでも…
 ”DV-S747A” 単独
 ”DV-S747A” & “SU-8”
 “DVL-919” 単独
 “DVL-919” & “SU-8” 
…という4種類もの入力を備えた変態ぶり(?)である。
“DVL-919” に搭載の “Regato Link Conversion” の効果は「まぁ〜、こんな程度かな」だったけれど…? 
”DV-S747A” に搭載の “Regato Link Conversion - Pro” は想定外の「嬉しかったり、辛かったり…」だった。
で、そんなどちらからも外付け DAC Unit の “SU-8” 経由を可能にした次第。
ん〜。
これは面白くなって来たぞ。
 

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さぁ〜、試してみようぞ。
先ずは古い録音の Jazz から試聴してみる。
”DV-S747A” に搭載の “Regato Link Conversion - Pro” による 20kHz 以上の仮想再生が嬉しい程に素晴らしかったのは、こういった古い録音の Jazz なのだよ。
 

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特にこれなんざぁ〜「最高ぉ〜っ!」だったりする。
 

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この ”DV-S747A” は Tray の開閉もちゃっちゃと Quick Response なのが凄く気持ち良い。
こういうところも「流石の Pioneer 製」である。
 

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では、改めて試聴を開始。
先ずは ”DV-S747A” の単独で聴いてみよう。
 

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ん〜〜〜。
素晴らしい。
同じ CD なのに、今までのと比べたらば「これって SACD だったっけ?」なくらいに違う! 
…と言ってしまっても過言ではあるまい。
イイね、イイねぇ〜。
SACD と勘違いしてしまいそうなくらい超高域へと伸びる、適度な艶と爽やかな明るさの高域が素晴らしいのだよ。
その違いは Cymbals だけでも歴然! 
今までは「古い録音だから…」と諦めていたそれなのに、もうまさかの「Real な Cymbals の音」に大変身しちゃうのだから…。
ん〜〜〜。
こうなってしまうと AD とも比較したくなって来たけれど、それは後日のお楽しみにしておこう。
一方、“SU-8” を経由した際は超高域への伸びが一気に薄れてしまい、その Cymbals の音は「CD な音」に戻ってしまう。
なんだけれども…? 
以前の “DVL-919” & “SU-8” の音とは明らかに違う。
確かに超高域への伸びは一気に薄れてしまったけれど、高域の上質感は失っていない。
全体的にも密度は高く、音像は Just Focus で鮮明、左右も前後も音場は広大。
加えて私好みの High Speed な低音も魅力的なのである。
ん〜〜〜。
そうか、そうか…。
ならば近年に(Digital で)録音された Jazz も試してみようぞ。
そう! 
「古い録音の Jazz」とは抜群の好相性だった “Regato Link Conversion - Pro” の効果が、なんと「近年に録音の Jazz」では「喧しくて邪魔」な存在と化してしまうのだ。
中高域は「もう勘弁してくれぇ〜」なくらいに人造的 Arrange を加えてしまったかのように聴こえてしまう曲もある程で、またもや「もう CD は聴きたくない」にさせられそうだったぞ。
 
さて、そんな「近年に録音の Jazz」を改めて ”DV-S747A” & “SU-8” で聴いてみると…? 
おっ…? 
おぉ〜〜〜! 
またも「驚いた!」である。
なんで、どうして、不思議なくらいに、以前の “DVL-919” & “SU-8” とでは違う。
”DV-S747A” と比べてしまうと、“DVL-919” での音像は結構に Focus Error 状態だったのに気が付いた。
音場も奥行き感は ”DV-S747A” の方が圧倒的に優秀。
電源回路は “DVL-919” の方が大掛かりで高価、一方 ”DV-S747A” は安価で Cheap な Switching 電源である。
しかも、“DVL-919” は LD にも対応する強靭も強靭の Movement を搭載。
そう考えただけでも、Digital Out だったらば “DVL-919” の方が絶対に有利! 
…と思っていたのに、我が家での現実は異なる結果に至った。
もちろん ”DV-S747A” & “SU-8” が連戦連勝とは行かず、“DVL-919” & “SU-8” に軍配が上がる CD もある。
ん〜〜〜。
たかが CD 、されど CD …? 
奥が深い世界である。
 

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さらには「どの Speaker で聴く?」も加わると、その組み合わせという選択肢は12種類にも膨れ上がる。
 
最も内側の Set は、我が教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)が設計した “AV-90” だ。
直径 12cm の Full Range を一発という、Tallboy Style の Double BassReffex である。
背高のっぽの Tallboy だから Speaker Stand は不要。
お見事な設計の Double BassReffex なので、小さな 12cm を一発でも「驚きの低音再生能力」なのだ。
Unit は Fostex の “FX120” に変更し、Horn Tweeter の同 “FT17H” を 20kHz 以上での Super Tweeter で加えている。
点音源なのに Ultra Wide で Flat に加え、そこそこに High Speed な音を楽しませてくれる優れもの! 
Sofa に深く座って聴くのもイイけれど、前のめりに座っての至近距離で聴くのもこれまた面白い。
そこへ Rear Speaker の “AV-150R” も加えちゃったらば「無限大の音場空間」なんぞも堪能できるのだ。
 
“AV-90” からひとつ外側の Set が、JBL の “L56” だ。
直径 25cm の Woofer と Al 製 Hard Dome Tweeter との 2way 構成。
この Tweeter が奏でる Cymbals の音に「一聴惚れ」で衝動買いしちゃったこの “L56” は凄い個体だった。
もう40年近くも昔の Vintage JBL とあって当然の如く Woofer の Edge は交換済みだったけれど…? 
その Edge は最高級な鹿革のものに交換されていたのだ。
なのでこの Woofer の Cone は良く動く。
しかも怒涛の低音再生能力! 
まるで直径が 38cm 以上の Woofer からのそれ! …であるのは何度も過去の日記に掲載した周波数特性のとおりである。
で、その音は…? 
良い意味でも悪い意味でも「古き良き JBL な音」のそれ、そのもの。
やっぱり JBL は 2way に限る! …を再認識させられる。
私好みの High Speed とは無縁の「まったり系」で「鈍臭い音」なんだけれども、’50年代の Jazz とは抜群の好相性。
聴き疲れしないので、結構な大音量でどっぷりと Old Jazz を楽しめる頼もしい存在なのだ。
 
そして L56” の外側の Set が我が家の Main Speaker System! 
我が教祖様が設計した “D37” だ。
Unit は、あの超強力で超強烈の Fostex “6N FE168 SS” を搭載する。
あの “FE168 Super” で採用した超大型 Magnet をなんと「掟破りの2枚重ね」にしちゃったから “SS” という、とんでもねぇ〜 Full Range Unit なのである。
猛烈に高能率、猛烈に High Speed で、一切のうやもやが存在しない! 
しかも、やや小ぶりな直径 16cm の Full Range が一発だけという点音源だからこその、素晴らしい音像と音場空間。
これぞ私が求め続けていた「本当に HiFi で Real な音」をとことん楽しませてくれる。
Super Tweeter を “FT96H” から限定品の “T96A-EX2” に替えたらば、もう「これ以上の何を望む?」なくらいの素晴らしさ…。
Maker 製の Speaker System でこれと同じ音を求めたらば、その1本は何百万円になるのだろうか…? 
 

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AD Player も…
 Straight で Dynamic で High Speed な “KP-1100”
 鈍臭いけれど劣悪録音も丸く収めてくれる “DP-900M�供鼻�
…という両極端な「音の入口」を構築済み。
そして「音の出口」である Speaker System も “L56” と “D37” とでは対照的な Character なのは前述のとおりである。
そこへ…? 
CD Player でも複数の「音の入口」を設け、楽曲に合った「入口」でそれを楽しむ! 
…という格好が今、整いつつある。
1枚の CD でも、その「入口」と「出口」の組み合わせ次第で様々な楽しみ方という選択肢がいっぱいに…? 
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
B級な Audio の集まりであろうと、創意と工夫次第で「こんなにも楽しめちゃう」のだよ。
当面はこの態勢で様子を見る(いや、聴く?)としよう。
さらには…? 
新参者の ”DV-S747A” にはまだまだ「弄り代」がいっぱい有りそうなので、音質 Up への改造も楽しんでみたい。
 
それにしても、今回選んだのは高価な SACD/CD 専用機でもない、普及価格帯の DVD Player であった。
そんな「B級品」なのに、こんなにも楽しめちゃったのは嬉しい誤算! 
GOLDMUND 製の SACD Player は間違っても買わないであろうけれど、私がこの Pioneer 製 “DV-S747A” を選ぶ切っ掛けを作ってくれた GOLDMUND(の衝撃の事実)には感謝したい。
 
あぁ〜。
まさか CD を聴くのがこうも楽しくなるとは想定外だった。
Old Jazz な CD がまさかの「SACD だったの?」なくらいの変わりようは嬉しい誤算だったぞ。
これだから Audio 遊びは楽しい。
だから、止められない。
身分相応の「B級な Audio 製品群」であろうとも、己の理想を追求し続けたい。
心豊かな楽しい老後を迎えるためにも「まだまだ、これから…」なのだよ。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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