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2019年02月07日23:53

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『SSSS.GRIDMAN』 長いよ?w

実に見どころの多い作品だった。

まず思ったのが、庵野っぽさ。
庵野っぽい、もっと云えばエヴァっぽいカットや演出が随所に出てくる。
”見知らぬ天井”を初めとして挙げたらキリがないくらい。

庵野氏が、円谷作品たるウルトラシリーズのファンであることは割と知られた話。
エヴァンゲリオンにもその影響とオマージュが宿っていると云われている。

だから、GRIDMANが庵野っぽいというのは本末転倒…?
庵野作品が円谷っぽいというべきで、GRIDMANは円谷らしさが出ているだけ…?
とも考えた。

でもね、あれは絶対逆オマージュ入ってるわw でなきゃ、ああはならんと思う。
というのが、ワタシ個人の結論。
ちょっと気になるのは、それが誰の意思だったのか。

この作品は円谷プロが権利を持つが、円谷プロ自身がアニメ化しているわけではない。
ギョーカイのことはよく知らないが、リアルの建築物と同じで建築会社一社のみで建つことはほとんどなく、その都度合弁したり下請けに出したり入ったりすると考えれば、アニメ制作も一応の想像はつく。

これは勝手な推測だが、あの庵野っぽさは円谷プロが指し示したものではなく、アニメ制作現場での仕込みだろうと思う。それが監督なのか、担当した演出・作画の仕業なのかはわからないけど。
昔のゲームによくあった、開発陣が遊び心でこっそり仕込んだ裏コードを見ているような愉しさがあった。

さてさて。
庵野っぽさについて話したが、まぎれもなく円谷なのだと思わせる箇所も、当然のことながら登場する。
個人的に一番響いたのは効果音かな。

後半に登場した、中の人怪獣? ヒトデっぽいデザインの。あのデザイン自体も「いかにも円谷」なんだが、なによりあの声。笑っているような…、いや、嗤っていると書くべきかな。

あれはなー。おれが物心つくかつかないかの幼少期にQやセブンで刷り込まれた心の奥底の何かに直撃するものがあったわー。
あの造詣、アニメならではの素早くもキモい動きと併せて、こうかはばつぐんだったw


次に挙げたいのは、ヒロインの美少女っぷり。特に冒頭から登場する宝田六花。
これは薄い本不可避だな、との初見の予想は直後の冬コミで証明された。
特筆すべきはその容姿なのだが、リアルと違い二次元世界のヒロインがその容姿で注目されるのは難しいことなんだ。意外に思われるかもしれないが…。

端的にいって、二次元美少女は創られすぎた。

アニメだけみても昨今の新規リリースは年間180本くらいだろうか。
平均して、美少女ヒロインは作品あたり2人としても360人。
純粋に子供向け作品、女子向けの男だらけの作品もあるが、一方でヒロインが十人以上出てくる作品もあるため、作品あたり2人という数字はむしろ控えめだろう。

コンテンツヒエラルキー上位たるアニメだけでこの数である。マンガ、ゲーム、イラスト付きラノベを含めれば、どれくらいの数になるだろうか。pixivなど、物語を伴わない絵だけの二次元美少女も含めればもう想像すらつかない。しかも、それは一年間という区切りでの話だ。

オタクという言葉が聞かれるようになってから今日に至るまで、いったいどれほどの二次元美少女が世に送り出されてきたか……。ハルヒが憂鬱になった理由も分かろうというものであるw
それらの全て、ではなくとも、それらの多くを観てきた眼には、ただの美少女は響かないのである。

作中の宝田六花は、特別な活躍も、特別な見せ場も、特別な設定も無い。デレもなければツンもない。病んでもいないし、語尾に「にゃ」や「にょ」も付かない。歌も踊りもしないし、もちろんキャラソンもない。さらにいうと中の人もほぼ無名であんまり上手くない。

宝田六花は、主人公とちょっと縁のあっただけの、ただの美少女である。
悪い言い方をすると、容姿を取り払ってしまえば、取るに足らないキャラクターだ。
にもかかわらず、宝田六花はただ美少女であるだけで台頭した。
そんな容姿を与えたキャラデザ&作画チームは賞賛されていい。

スタッフロールによれば、キャラデザのほかにも、怪獣デザイン、武器デザイン、果てはジャンクデザイン、ヒロイック作画チーフという聞きなれない担当もあるようだったが、全体として視覚的にはホントよく創られていたと思う。

それが凝縮しているのがOPとED。
OPは「ヒーローアニメのOPはかくあるべき」という感じで、アニメ制作の教科書があったらそれに載せたいくらいの完成度。

昭和のロボットアニメのエッセンスがあったり、90年代エヴァっぽい香りがしたり、なんでここ劇画調なの!?という箇所があったり、もちろん、過去からの積み上げばかりではなく独自色も織り込まれている。校庭に巨大なドリルがせりあがって来るが誰も気づかないシーンなど、なるほどこの作品のOPである。

いろいろ詰め込んであって「創った奴らノリノリだったんだろうなあ」という気がするが、同時によくよく計算されていて、曲とのシンクロ率が半端ない。

EDは、一言でいうと2.5次元の極致。
2.5次元とはなんぞや、という問いに対しての回答はさまざまにあるだろうが、そのひとつがここにある。
ヒロインズの美少女っぷりが遺憾なく発揮されていて、同じ2.5次元でも三次元からアプローチした映像では決して太刀打ちできないものになっている。

実写映像を取り込んだり利用したりしたアニメOPEDはこれまでにもあったが、だいたいにおいて出来は芳しくなく、この作品のEDは稀有な成功例のひとつだろう。

録画を何話かまとめて観る際にも、OP・EDは飛ばさなかった。
これを飛ばすなんてとんでもない。むしろリピートで観たくらいw

このOPEDには、観る回が進むにつれ「ああなるほど」
最終回まで観終わったとき「そういうことだったのか」と腑に落ちる部分も多くある。
着地点まで見越して、ホントによくよく計算してあったんだなあ。

昨今のアニメは原作の広告塔に成り下がり、尻切れトンボ上等、せいぜいがあわよくば2期といった風情で、最初から完結までを見据えてしっかり織り込んであると感動すら覚える。
本来は当たり前であるべきことなんだけどさ…


さらに、
最終回を見終わった翌日。第一話をもう一回観た。
そして思った。
「これは二週すべきアニメだ」


もうちょっと書きたいことがあるんだが、もう時間ぎれ。
日付が変わるので、ここまででいったんUP ろくに推敲する時間もねーやw
続き次回。しかし、長文になったなw 
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