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2018年11月08日11:24

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日本の水道事業民営化は世界の流れに逆流

水道事業民営化 外資に売却で「高価な水」買わされる危険性
2018年11月06日 16:00

 政治家たちは「国民の生命と財産を守るのがわれわれの責務だ」と口を揃える。だが、その意味をどこまでわかっているのだろうか。

 いま、この国では国民が代々受け継いできた“財産”が次々と外国に売り払われている。近著『日本が売られる』(幻冬舎新書)で日本の現実をあぶり出し話題を呼ぶ国際ジャーナリスト・堤未果氏が語る。

「政治家はどうすれば国民の生命財産を守ることができるかを100年単位で見通して判断しなければならない。しかし、今の日本の政治は、木材価格が高いから森林を伐採しよう、財政が厳しいから水道を売って金にしよう、人手不足だから外国人労働者を受け入れよう、と目先のことだけで法改正してしまう。その結果、制度に欠陥が生まれ、外国人や外国資本の餌食になって国益を損なっている」

 どんな流れの中で国益を叩き売りする法律が誕生しているのか。

 衆院予算委員会の与野党攻防が始まる前日の10月30日、1つのニュースが永田町を駆け巡った。菅義偉・官房長官の“片腕”と呼ばれた福田隆之・大臣補佐官が「退任を申し出た」と産経新聞が速報したのだ。

 一般国民への知名度は低いが、福田氏は大手監査法人から2016年に菅氏の補佐官に起用され、安倍政権が日本経済再生戦略の柱に掲げる公営事業民営化(PFI)を担当してきた人物である。

 なぜ、この人事が注目されるのか。その背景を探ると、「日本売り」に走るこの国の政治家たちの奇妙な行動が浮かび上がってくる。発端は第2次安倍政権の発足から間もない2013年4月、世界銀行総会出席のために訪米した麻生太郎・副総理による、米国のシンクタンクでの講演だった。

「水道料金の回収率が99.99%というシステムを持っているのは日本以外にありませんが、日本の水道は国営や市営、町営でできていて、こういったものをすべて民営化します」

 同席していた米国高官たちは気前のいい発言に目を丸くした。当然だろう。いまや「水」は「石油」をしのぐ戦略物資といわれ、水メジャーと呼ばれる多国籍企業が各国で水道事業を運営して水道料金は高騰、世界の水ビジネス市場は100兆円に迫っている。

 一方で2025年には世界の人口の3分の1が新鮮な水を得られなくなると予測され、世界では行き過ぎた民営化を反省した国や自治体が売却した水道事業を企業から買い戻して公営に戻す動きが広がっている。

 日本が世界の流れとは逆に、これから水道事業を売りに出すというのだから、世界の水企業が日本市場に熱い視線を送った。そして麻生氏の国際公約通りに、今年6月、安倍政権は自治体に公営事業売却を促すPFI法改正案を成立させた。

 PFIとは自治体が上下水道や空港などの運営権を民間企業に売却してまとまった資金を得るかわりに、料金収入など収益はすべて企業に入る仕組みだ。安倍政権は今後10年間で21兆円分の公営事業を民営化するという空前の払い下げ目標を掲げた。その最大の商品が「世界で最も安全で安い」といわれる日本の水道事業だ。

 すでに大阪市、宮城県など多くの自治体が水道事業民営化に名乗りをあげ、下水道部門では、一足早く浜松市が昨年のうちに運営権を3大水メジャーの最大手、仏ヴェオリア社を代表とするJV(ジョイント・ベンチャー)に約25億円で売却。巨額の資金が得られることを証明し、同市は上水道の民営化も検討している。

 日本ではこれから自治体の水道事業売却ラッシュが起きる。その水道民営化のキーマンだった福田補佐官が、これから政策が花咲くタイミングで退任するのはなぜなのか。大手紙記者が語る。

「福田補佐官はPFIのプロフェッショナルで、菅官房長官はとくに水道民営化の法律の枠組みづくりなど重要な役目を任せてきた。ところが、福田氏が日本の水道市場への参入をめざす『水メジャー』と呼ばれる多国籍企業と結びつきを深めており、それを調査した立憲民主党が国会で追及するという情報が流れた」

 立憲民主党議員の1人は調査していることを認めた。

「福田補佐官の出張記録を取り寄せてみたところ、2016年の就任以来、頻繁にフランスなど欧州出張を繰り返して特定の水メジャーと接触していたことがわかった」

 福田補佐官の退任について内閣府は「決まっていないので、お答えできない」(人事課)という。

 福田視察団のフランス・スペイン視察(2017年6月)の事例調査をまとめた内閣府の報告書によると、視察した4都市はすべて同じ多国籍企業が水道事業の運営を受託していた。

 日本の水道事業の9割は黒字で、売却すれば自治体は大きな収入を期待できる。しかし、改正PFI法には民間会社が届け出だけで料金を決定できる制度が盛り込まれており、外資に買われた後、市民は水道料金が値上げされて“高価な水”を買わされる危険は否定できない。

 キーマンの突然の辞任は、日本の水道民営化がはたして国民のための政策か、それとも外資に日本の水を売り飛ばす政策なのかという疑問を突きつけるのである。

※週刊ポスト2018年11月16日号
https://blogos.com/article/336858/
小泉政権の郵政民営化は必要だったけど、壊し方が酷くて地方経済を破壊して今も回復できません。
国鉄の様に地域分割して当初100%の株を国が持ち、各社個別に株を市場に出せばよかったのですが^^;

外資の生贄になりそうでしたが、亀井静香議員達が反対して事無きを得ています。
海外では郵便や通信を外資に牛耳られるなんて絶対阻止します^^;

今回は水道ですが、日本人は相変わらず無頓着です。
支那企業が水源地を買い占めてますが、いよいよ下流域まで攻め込んで来たって感じです^^;

日本の水道局は自治体毎に運営されている状態で、細分化されています。
効率が悪いので統廃合した方が良いのですが、利権の宝庫なので手放そうとはしません。
民営化する事で強制的に統廃合させ効率を上げれば、水道コストが下がると考えているのでしょう。

>世界では行き過ぎた民営化を反省した国や自治体が売却した水道事業を企業から買い戻して公営に戻す動きが広がっている。

都市部ならともかく、人口が減少している地方では統廃合しても効率化には限界があり、値上げが始まります。
既に世界では失敗例が多々見受けられます^^;

それに安全保障面から言うと危険極まりないです。
支那企業が故意に値上げを始めても誰も止められません。
海外輸出を始め、さらに需要が伸びればさらに水道料金が高くなります。
日本の息の根を止められかねません^^;

大前氏 日本の水道事業を民営化すれば水道代は半分になる
2010.12.06 10:00
https://www.news-postseven.com/archives/20101206_6661.html
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