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2017年11月01日13:39

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中島岳志氏の『親鸞と日本主義』を読んで今考えていること

昨日、中島岳志著『親鸞と日本主義』(新潮選書)を読む。

落ち込むほどのかなりの衝撃を受ける。

とくに真宗大谷派における親鸞教学を「天皇絶対主義国家」に、教団側から�犲臑療��瓩冒箸濆�まれていたということである。

「真俗二諦論」という親鸞教学の根本を自ら歪めてしまったということ、そして大谷大学も多くの学生を学徒出陣で戦地に送り出し、命を落とさせる結果となったことである。

その議論のなかで暁烏敏、曽我量深、金子大栄等という、今日に真宗学において高く評されている真宗学者の名前も出てくる。彼らは「真俗二諦論」を「真俗一諦論」へ、つまり「浄土」の上に「天皇」を置こうとした人たちとして登場してくるのである。

わたしは、学生時代真宗学の教授から、
「大谷大学は学徒出陣に最後まで抵抗した大学だ」
と聞いたことがある。しかしその時もわたしは、
�爐匹鵑覆膨餽海靴燭盧埜紊漏慇犬魍愿冥仗悗冒�り出したことには変わりはないではないか��
と思っていたが、中島岳志氏の『親鸞と日本主義』を読んで、事情がかなり違っている。

大谷大学も大学として70年前に行った�狎鐐莇�力�瓩亮詑屬鯡世蕕�にして、二度と同じ間違い、学生を戦場に送らないということを明らかにするべきではないかと強く思っている。

中島岳志氏は、『親鸞と日本主義』のなかで、親鸞教学が「国体論」「天皇絶対主義国家」にのみ来れていく危険性を次のように指摘している。

「幕末に拡大した国体論は、法然・親鸞の浄土教の思想構造を継承していると言える。�犲�力�瓩鮗里討董↓狢称廊瓩砲垢�るという基本姿勢は、�犂前姚瓩鮗里討董⊃世琉媚屬暴晶腓垢訐鎖世箸靴銅�け継がれている。/ここに親鸞思想が国体論へと接続しやすい構造が浮上する。浄土教が国体論に影響を受けているのではない。国体論が浄土教の影響を受けているのである。法然・親鸞の思想構造が、国体論の思想構造を規定しているのである。/そのため、親鸞の思想を探求し、その思想構造を身につけた人間は、国体論へと接続することが容易になる。多くの親鸞主義者たちが、阿弥陀如来の�狢称廊瓩鯏傾弔劉狢膰羶喚瓩貌匹濛悗┐襪海箸嚢饌力世鮗�容して行った背景には、浄土教の構造が国学を介して国体論へと継承されたという思想構造の問題があった。浄土真宗の信仰については、この危うい構造に対して常に詳細な注意を払わなければならない。」

中島岳志氏もまた、熱心な親鸞思想信奉者だという。その中島岳志氏が親鸞思想と戦前の国粋主義思想との関係を明らかにしてくれたのは、何かしらいま日本社会で語られている�牋�国心�瓩箸いΔ海箸砲眤腓い亡愀犬靴討い襦��牋�国心�畊颪魄Δ垢訖瓦箸蓮∩長颪硫甬遒留標�ばかりに酔い痴れることではなく、祖国の過去の過ちにもしっかりと直視することではないだろうか。

中島岳志氏の『親鸞と日本主義』を読んで、そんなことを今考えている。

この中島岳志氏の『親鸞と日本主義』については、再度書きたいと考えている。
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