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2017年06月08日09:55

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笑って、笑って、「ありがとう」




京都の「わらじ医者よろず診療所」といわれる早川一光(はやかわかずてる)先生のお話より。

★・・・・みなさん、もう笑って、笑って、笑ってな、一生暮らしてください。
それがいかにも人間らしい人。
あっと気がついたら「あ、ボケずに一生終わった・・・」とお気づきになる。

★「ありがとう」という言葉は、「サンキュー」や「ダンケ」とは違うんです。
「大変難しいことが有りました」が「ありがとう」ということ。まさに
感動なんです。この感性が豊かであれば、90歳でもボケずにすみます。

★ よく歌を歌う人、人様のお世話の好きな人、よく笑う人、「ありがとう」、「おかげさまで」と言える人がボケずにすんでいる。
「ボケずにすむのは、ああいう生き方なのか」って、
西陣で働く方たちと美山町のお百姓さんたちから学んだんです。

★ 人間は一人では生きられません。たくさんの人に支えられながら、共に生きていくんだ
ということを忘れないでくださいね。人間だけじゃなく、空気も、水も、お日様も、お月様も、草も木も、虫も一緒になって生きていく。これこそ本当に人間が生きられる世界であるということを、今日、認め合ってください。

★ みなさん、今晩寝間に入られましたら、手を合わせて「今日も一日生きられた。ありがたい」ってニコニコしながら目をつむってごらん。コトンと寝てます。
本当に生かされている喜びに気づいたとき、心は和やかになる。
嫁がどんないびきをかこうと、関係ありませんもんね。

★ 生きざまが老いざまを作る。老いざまが死にざまを作る。
死ぬ時だけうまいことやりましょう言うてもな、うまいこといかへんど!

★ お年をとればとる程、柿が熟すようにやわらかくなっていくという、
そういう心の準備ってものが、とても大切のように思います。

★「いきいき」というのはね、
病気がなくて元気なことを言うんじゃないです。
「いきいき」は、行ったり来たりの「行き行き」なんです。
お隣同士、友達同士が一日何回も往復するお付き合いが
「いきいき生きる」ということです。

★ この地球上にたくさん生物がいるかもしれませんけども、
老い衰えていく者のお世話をできるのは人間だけだ、
・・・・ということを改めて知ってくださいね。
親の世話、お年寄りの世話のできる人はもっとも人間らしい
人間だということに、自信と誇りを持ってください。

★ 目も、だんだん細かいものが見えなくなる。
これは衰えではないんです。
年をとったら、細かいものを見たらいかん。
嫁の部屋の障子の桟にたまったほこりを見て、
「まあ、こんなズボラ!」とお思いになるかもしれませんが、
見てみぬふりのできる目、人様の足らないところを見逃す、
許すことのできる目、それが老いの目なんです。
「老いは衰弱ではなく、円熟です」。



早川一光先生の略歴

大正13年、愛知県生まれ。京都府立医科大学卒業。
堀川病院で院長、理事長を歴任、地域医療の草分けとなる。
平成14年、「わらじ医者よろず診療所」を開設。さまざまな医療相談を受けている。総合人間研究所所長。
また、50年余りにわたる地域医療か都合の体験から得た独自の哲学をもとに、全国各地での講演、新聞、雑誌への寄稿など、活躍の場を広げている。


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