昨日はOffenbachのオペラLes Contes d'Hoffmann(ホフマン物語)の初日でした。そこで、またPalm Springsから車で片道2時間かけて、行ってきました。
このオペラ、当初はDiana DamrauがStellaを含んだ"The Four Heroines"を歌うと発表されていましたが、いつの間にかAntonia(と歌わないStella)だけに変更されていました。
公演が始まる前、指揮のPlacido Domingoが舞台に現れると、みんな嬉しそうに大騒ぎです。でも、もちろんベテランオペラファンなら、これって直前のキャストチェンジのアナウンスだということが分かるので、当然身構えます、
なんと、Lindorf, Coppélius, Dapertutto, Dr. Miracleの4人の悪役を歌う予定のNocolas Testéが声の不調で歌えない。しかし新演出で演技が出来る歌手が見つからないので、Wayne Tiggesがピットで歌うが演技はNicolas Testéがするというアナウンスでした。
LA Operaの様なメジャーな歌劇団が新演出の公演にunderstudyの歌手をおいていないことにびっくりです。
だいぶ前に、Seattle OperaでSiegfried役のテノールが、直前にジムで足を怪我してしまったので、understudyが演じるが、歌はピットで歌う、と言うのを見たことがありますが、今回も、口パクが微妙にずれているし、声が役者と全然違う一点から聞こえてくるので、違和感が物凄かったです。
肝心の歌はGrigoloとDamrau、それにオランピア役の韓国人ソプラノSo Young Parkは聞かせてくれましたが、残りはDomingoのダレダレの指揮のせいで沈没してしまった感じ
それでもLA Operaは公演が終わるとお決まりで必ずstanding ovationになるので、なんか白けちゃいました。
公演前に知り合いのオペラファン(アメリカでは非常に有名なリベラル派のニュースキャスターRachel Maddowが姪)に声をかけられて、挨拶できたほか、知り合いでミラノ出身で熱烈なオペラファンの組合員向け映画監督のLucas Kazanとは幕間でいろいろと話が出来たのが収穫かも。
考えてみれば、初めて生で見たLes Contes d'Hoffmannが今から30年くらい前のMETの来日公演でその時のHoffmannが今回指揮のDomingoでした。ドミンゴはやっぱり指揮者よりもバリトンよりもテノール時代が本当に良かった。
CAST
Hoffmann Vittorio Grigolo
The Four Villains Nicolas Testé*(演技のみ);Wayne Tigges(ピットで歌唱のみ)
Antonia / Stella Diana Damrau*
Giulietta Kate Aldrich
Olympia So Young Park++
Nicklausse / Muse Kate Lindsey
The Four Servants Christophe Mortagne*
Voice of Antonia's Mother Sharmay Musacchio
Spalanzani Rodell Rosel
Nathanael Brian Michael Moore+
Hermann Theo Hoffman+
Luther Kihun Yoon+
Schlemil Daniel Armstrong++
Crespel Nicholas Brownlee+
CREATIVE TEAM
Conductor Plácido Domingo
Production conceived and directed by Marta Domingo
Lighting Design Alan Burrett
Chorus Director Grant Gershon
Choreographer Kitty McNamee
Fight Director Ed Douglas
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