ネタバレはない。
さて、どう書こうか…。
核心に触れずに、感想を書くのが難しい作品。
作品のあらすじ自体は至極シンプル。それだけに、うかつなことを言えばネタバレに繋がる。
まったくひどいボーイミーツガールだ。
それが読了直後の率直な感想。
「ひどい」と云いっ放しにすると誤解を受けるかもしれない。
死んだヒロインには哀惜を禁じえない。
え?ひどいネタバレだって? いや、そんなことはないよ。だって小説冒頭、書き出しの一文がこうだもの。
『クラスメイトであった内山桜良の葬儀は、生前の彼女にはまるで似つかわしくない曇天の日にとり行われた。』
ひどいボーイミーツガールと書いたが、作品として酷いわけじゃない。
心に残る……んだが、なんというか、ひどいんだ。おれに小説家の才があったとしても、性格的にこれは描けない。
きっと、もっと優しくしてしまうだろう。誰に?死にゆく彼女に。そして、凡作にしてしまうんだ。
これがギリギリ。
話を変えよう。
絵があるのは、表紙のこの一枚のみ。本文に挿絵は存在しない。
素直に考えれば、この右手の、髪の長い女の子がヒロインの彼女だろう。
主観だが、おれの脳内に構築された彼女のビジュアルは長髪じゃなかった。
既存で近いのは、艦これの川内。
そんなイメージ。
でな…
読了後に表紙を見て思ったんだが、これ…、直感どおり、ヒロインの桜良じゃないのかも…。
もしかしたら、親友の恭子のほうなんじゃないかって……。
これ、映画になるらしいね。
まあ、撮るのにお金もかからないし、キャストも少なくてすむし、いかにも日本映画界が好みそうな素材ではあるんだけどさ…。
相当の演技力と、撮る側の演出力が要るよ? フツーに撮ったら凡作の予感しかしないよ?
むしろ、アニメで。ノイタミナ枠でやると良かったと思う。
アニメのほうが、「嘘の許容量」が大きいからね。
それから最後に。
この作品を「キミスイ」って略すのは、正直、センス疑うよ。ないない。ひくわー(笑)
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