ネット記事は知らないうちに修正されるので(そしてそのこと自体は悪いことではない)念のため。現状でのタイトルがこれ。
> オリックス・フロントトップの「智弁学園より弱い」発言への賛否
そして本文中にも、
> プロ球団の事実上のフロントトップが、今年の選抜甲子園の優勝チームよりもプロが弱いと口にしてしまったこと対して、チームの内外から賛否が噴出している
とある。
しかし、3回読み返したが、現時点で「賛」の意見はこの記事の中では紹介されていない。
唯一「賛」に寄った文言は、
> 代表の怒りも、チームへの檄のつもりだったことも理解できる。言っていることも正しい。
であるが、これはこの記事を書いている本人の見解であり、「発言への賛否(両論がある)」や「賛否が噴出している」の内容には該当しない。
唯一辛うじて「賛」を唱えているこの記者自身も、冒頭で
> 間違いなく失言の部類だろう。
と断言している。
これらを総合して、どうしたら「賛否が噴出している」と言い、「発言への賛否」というタイトルをつけることができるのか。
或いは、本当に「賛否噴出」しているのであれば、この文章量において何故「賛」の意見を一切紹介しないのか。
「不正確」とか「大袈裟」ではすまない。
この記事を読む限りは、「否定一色」であり、賛成意見などひとつも無いのに、そこに「賛否」というタイトルをつけ、「チームの内外から賛否が噴出している」とまとめてしまう(もしくは本当に賛否噴出なのにこのようなバランスを欠いた具体例列挙をする)ことは、完全にミスリーディングであり、記事としては失格、役に立たないどころか害悪である。
忙しくて本文まで読めなかった、タイトルだけ斜め読みした読者は、「賛否」があったのだと思う。そう理解してしまうことが、日本語の解釈としては唯一正しい。
要するにこれも、「爆笑」「輩出」「号泣」などと同じ、なんとなく「泣いて」いたり「笑って」いたり、「そこから誰かが出てきたり」したことについて、「それを強調する、印象的に伝える」文言として強い言葉があったよなあ、と思ってその言葉を(意味も考えずに)借りてくる。結果、事実と異なることを言ってしまう、もしくは事実を表現・叙述するに相応しくない不適切な言葉を充ててしまう、という類型なのだと思う。
なんだか、「多くの人が何か言う」ことを、「賛否」とか言ってたよなあ、という理解と利用。
何百回も言い、書いてきているが、言葉や文章のプロの知識と意識が、低すぎる。
もうひとつついでに気になるのは、現時点で日記を確認すると(つぶやきはチェックしていません)、この点について触れている人が一人もいないこと。
気になったりおかしいと思ったりしたのは、世界で私一人なんだろうか?
■オリックス・フロントトップの「智弁学園より弱い」発言への賛否
(THE PAGE - 06月14日 08:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4042108
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