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2016年02月12日00:22

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水曜クビクビ(ほんとは木曜当直明け)日記361:渋谷-立川縦断映画 怒濤の4本鑑賞!

今日は当直明けで渋谷へ。ヒューマントラスト3本立てです。


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酒好きで毎夜スナックに通う中年俳優・亀岡。映画・テレビの脇役一筋で日本全国飛び回り、ある時はヤクザ、ある時はホームレス、そしてある時は時代劇で盗賊を演じている。そんな彼が、ロケ先で居酒屋に立ち寄ったところ、店の大将の娘・あずみに恋をしてしまった…


「俳優 亀岡拓次」。くたびれた風貌が絵になる安田顕が主演。勝手に「蒲田行進曲」と「男はつらいよ」が合体した感じのコメディを想像してましたが、悪い意味で裏切られてしまいました。序盤のスナックシーンなんか、最高にニヤニヤしながら観れたんですが、夢や回想や妄想が入り組んだ〈亀岡の日常〉シークエンスが、ひたすらかったるい。フェリーニやトリュフォーみたいな映画を作りたかったのかも知れませんが、ベタなコメディを期待しているこちらには退屈なだけ。スペインのオーディションや三田佳子の舞台はバッサリ切って、死体役みたいな笑える場面をサクサク見せたほうが良かったのでは?安田顕で笑いたい層とヌーベルバーグやイタリア映画観る層はカブらないんだからさ。俺には合わない一本。

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腐歩病ウイルスが蔓延した世界。これに罹った者は全身が腐敗し始め、やがて生きた人間を食べたがり、噛み付いた相手にはウイルスを感染させてしまうという治療法がない病だ。感染が確認された者は、隔離施設に送られることになっている。田舎町の農民ウェイド・ヴォーゲルの娘マギーもまた、家出先で感染者に噛まれ、警察に保護され隔離施設送りが決定した。しかしウェイドは知人の医者を頼り、施設ではなく自宅で経過観察しても良いという許可を得た。マギーが発病するまで数日間。その時が来たら、法律では施設に送り安楽死させなくてはならない。だがウェイドは、愛する娘を他人任せにするつもりはなかった。家にマギーを監禁し、生かしておこうと決意するのだが…


「マギー」。あえてこの語句は使わなかったけど(劇中でも出ません)…ま、ゾンビ映画です。シュワ主演でゾンビものといったら、B級ホラーアクションを期待しますが、当然あらすじから分かるように、そんな映画じゃありません。父娘の愛がテーマの難病映画の趣ですね。映像が素朴で美しく、サンダンス映画祭に出そうなインディーズ作品の雰囲気。これも、シュワ映画期待派&単館映画派と全く相容れない層が困惑してしまう作品でしたね。昨日「サイン」で見たアビゲイル・プレスリンが大人な役で堂々としていると、感慨深いもんがありますな。出来としては、可も無く不可もなくってとこ。


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自宅の工房に引きこもり、ひっそりと作業するオーダーメイド家具職人キム・ウジンには、ある秘密があった。それは、眠って朝起きると、全くの別人に変身してしまうという奇病。女性だったり小学生だったり老人だったり外国人だったり…そして翌日には、また別の人間の顔と体になってしまうのだ。18で発病してから12年間、母と親友サンペクにしか言っていないこの秘密のため、誰とも関わりを持たずに生きてきたのだ。そんなウジンが、ある家具店の店員ホン・イスに恋をしてしまった。何とかイケメンに変身した日を選んでイスをデートに誘うことに成功したウジンは、連続徹夜して今のルックスを維持し毎日イスと会い続けるのだが…


「ビューティ・インサイド」。韓国映画です。果たして秘密をキープしたままヒロインと付き合えるのか?という興味から、ぐいぐい引き込まれるラブストーリーですね。トンデモな設定も、後半のシリアス展開に乗ってしまうと気にならなくなります。その力技が韓国らしいですね。主人公の変身ルックスを演じる役者の中にはノワール系でおなじみの人達もちらほら、まずまず楽しめた一本でした。


…そしてトリは立川。


観たのは話題作の「キャロル」。

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1950年代のニューヨーク。百貨店フランケンバーグの店員テレーズ・ベリベットは、クリスマスシーズンのおもちゃ売り場でキャロル・エアードと知り合った。キャロルは4歳の娘リンディと暮らす美しい中年女性。夫ハージと別居している彼女は、クリスマスに自宅へテレーズを招く。それを機に、互いに恋愛対象として意識しあうテレーズとキャロル。二人の愛の行方は…


という作品。


舞台が60年前なので、映像の質感もクラシック。衣装・美術・音楽がつむぐ時代感が素晴らしいです。ケイト・ブランシェットの妖艶さとルーニー・マーラのキュートな妖精的魅力が最大の見所。正直100%ふたりの関係は理解できませんが、それは俺が同性愛への偏見と違和感を拭えないからなので、映画の出来とは関係ありません。とは言え、いい映画ではあるもののアカデミー作品賞を獲るほどの面白さは無いかなあ…



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