mixiユーザー(id:37268987)

2016年01月10日20:22

921 view

横手市まんが美術館へ行ってきた

今年初めての日記。
あけまして・・・ってもう遅いかあせあせ

とっくに仕事も始まり、先日は出張で秋田に行ってきた。その時に、ひょんなことからある「美術館」に行ってきたので、それをレポしたいと思う。

行ったところは秋田県横手市。今まで秋田市には何度も行ってるのだが、県南にあるこの町に行くのは初めてだった。

雪が多いこの地域も今年は本当に雪が少なく地元の人も驚いていた。僕もある程度覚悟していったのだが全く拍子抜けで、今年は本当に暖冬だなあと思う。

さて、肝心の仕事だが、1日かかると思っていた案件が思いのほかに早く終わり午前中で完了してしまった。それで思いがけず時間がぽっかりと空いてしまった。

              フォト
さあ、どうしようか。お昼に名物の横手やきそば(B級グルメで有名)を御馳走になりながら僕は思案に暮れていた。しかし、すぐ名案が浮かんだ。そうだ、あそこに行ってみよう!
あそことはここである。

横手市まんが美術館

フォト
知ってる人はいるかなあ。ここは、横手市が生んだ漫画家・矢口高雄を始めとして日本の有名漫画家の原画を数多く展示している市営の「まんが美術館」なのだ。
1995年にオープンしたので、もう20年以上経っている。昔から存在は知っていたのだが、なかなか横手に来る機会がなかったこともあって、ずっと未体験の場所だった。
そこに行ってみようと思ったのだ。

早速、午後から半休を取った。仕事相手の地元の人に場所を訊くと、すぐ近くにあるということで車で連れていってもらった。
横手の隣、十文字ICから車で10分少々。ホームセンターやファミレスなどが連なるバイパスから横の路地に曲がっていくと広大な畑と住宅が点在する地域に入っていく。
こんなとこに美術館なんてあるのかいな・・・と思っていると突然この看板が見えてきた。
   
フォト

※注)ネットから拾った画像です。僕が行ったときは道路に雪が積もってました

おお〜〜。ここかあ、とコーフン。
送っていただいたお客さんに御礼を言って、ひとりで館内に入る。
市営(出来た当初は増田の町営)の建物なので、館内には市の職員がいる事務室があったり、ホールや研修室・図書館が入ったりしている。
      フォト

そして、肝心の「まんが美術館」であるが、こういう感じである。
 
    
フォト

モニュメント的存在である「大樹」を中心にゆっくりと延びるスロープギャラリーが続いており、多数のマンガ家たちの原画や写真、プロフィールが紹介されています(横手市HPの案内文より)

いやあ、なかなかいい雰囲気ではないか。

早速、入り口から入ると、まずは郷土が生んだ漫画家・矢口高雄のコーナーから始まる。
生まれた時から、現在までの歴史がパネルや再現モデルを使って紹介される。
       
   フォト※美術館HP写真より

矢口高雄といえば何と言っても「釣りキチ三平」だが、この人って本当に画(え)が上手いね。
前に日記で「いちばん画が上手い漫画家は誰か」というテーマで書いたことがあって、その時は鳥山明とか大友克洋などを挙げたけど、よく考えてみれば矢口高雄を紹介しなかったのは不覚だった。この人の原画を見て、本当に上手いな〜としみじみ感じ入ったよ。

フォト


フォト


僕が「釣りキチ〜」を初めて読んだのは小学生の時だったけど、その時から、他の漫画家とは一線を画すレベルの画力だと思ったものだ。

よく知られたことだが、矢口高雄は高校卒業後、秋田で銀行員をしていて、30歳で退職して漫画家デビューをしている。かなり遅いデビューだが、それでもほどなく人気作家となれたのは、このべらぼうに上手い画力によるところが大きかったのだろう。

緻密ながらダイナミックな曲線は誰にも真似できないこの人独特のタッチだと思う。
西成瀬村という大変に雪深いところに生まれ、1年の半分を家の中で暮らしていく生活の中で自然に高い技術が身に着いたのだろうか。

フォト   フォト
この矢口高雄コーナーは「釣りキチ〜」を始めとして彼の著作がすべて置いてあり、それが自由に読めるのだが、僕は「蛍雪時代」という自叙伝的な作品を楽しく読んだ。これを読むと、彼がいかに人に恵まれ(特に中学時代の小泉先生)そのお陰もあって才能を伸ばしていったかがわかる。

さて、矢口高雄のコーナーを過ぎてスロープを昇っていくと、いよいよ漫画家たちの原画のコーナーとなっていく。
 
フォト


まずは秋田県出身の漫画家が紹介される。
高橋よしひろ、土田世紀、きくち正太、倉田よしみ・・・
フォト   フォト
フォト   

やっぱり土田世紀は上手い。

そして、次からは古今東西の漫画家の原画がずらりと並ぶ。これがなんというかまあ圧巻だ。手塚治虫はもちろん、赤塚不二夫や石ノ森章太郎、藤子不二雄A、永田竹丸などのトキワ荘グループ。そしてあとは、もう数えきれないくらいの人の原画が続いていく。
ちょっと紹介すると、

ペン秋本治、いがらしゆみこ、池上遼一、岩館真理子、植田まさし、上村一夫、江口寿史、影丸穣也、加藤芳郎、川崎のぼる、川原正敏、木村直巳、CLAMP、車田正美、小島剛夕、小松崎茂、佐伯かよの、里中満智子、庄司陽子、白土三平、新谷かおる、高井研一郎、高田裕三、高橋陽一、高橋留美子、田河水泡、滝田ゆう、竹宮惠子、ちばてつや、土山しげる、長尾ともひさ、永島慎二、中山星香、二ノ宮知子、花小路小町、馬場のぼる、原哲夫、ビッグ錠、平田弘史、弘兼憲史、北条司、牧美也子、美内すずえ、三浦みつる、水木しげる、水島新司、本宮ひろ志、森川ジョージ、森真理、森園みるく、諸星大二郎、モンキー・パンチ、やなせたかし、大和和紀、弓月光、横山隆一 (アイウエオ順)

どーですか、これexclamation書き写しながらクラクラきちゃう。すごいメンツだよね。これらの漫画家の原画がこれでもかと迫ってくるのだ。すごい贅沢さ。


写真を撮ることがNGなので画像で紹介できないのが残念なんだけど、例えば、手塚治虫の原画の一枚がこれなんだ!
     
フォト

「ブラックジャック」を読んだ方ならわかるでしょう。あの名作と誉れ高い第29話『ときには真珠のように』のラストシーン。本間先生がブラックジャックに、「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」と語りかける。
この名シーンの原画を見れるなんて!!これだけで来た甲斐があったね。

ほかにも、赤塚不二夫の「おそ松くん」、白土三平の「カムイ伝」、高橋留美子の「うる星やつら」、高橋陽一の「キャプテン翼」、二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」、原哲夫の「北斗の拳」美内すずえの「ガラスの仮面」江口寿史の「ストップ!ひばりくん」のカラー原稿、いがらしゆみこの「キャンディキャンディ」水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」田川水泡の「のらくろ」などなど・・・きりがないくらい、お馴染みの漫画家の生原稿がズラリと飾ってあるのだからたまらない。

フォト フォト

フォト フォト

フォト フォト

フォト フォト

フォト フォト

フォト

僕が館内を見てるとき。実はお客は僕ひとりだった。あとはだーれもいない。だから、ゆっくり・じっくり見て回り堪能させてもらった。なんとも贅沢な時間を過ごさせてもらったが、なんかもったいないなぁとも感じた。
  
フォト


いやあ、これ思ったよりすごいまんが美術館だよ。全国にこの手のテーマパークがどれだけあるかわからないけど、これだけ原画を一堂に集めているところはちょっとないのではないだろうか?

しかも、こんなイナカにあるなんて(失礼!)
これってもっと全国に宣伝したほうがいいんじゃないだろうか。知名度がなさすぎる気がするんだけど。市は「横手やきそば」をPRしようとしてるけど、こっちを売り込んだほうがいいんじゃないか?

それに、この美術館の料金いくらだと思う?
なんとタダ。無料ですよ!
横手市はもっと商売上手になるべきだなあ。

訊くところによると、秋田市内を走っている釣りキチ三平のラッピングバスは、本当は地元の羽後交通が権利を取りたかったみたいなんだけど、秋田中央交通にゆずってしまったとか。
いや〜、郷土の英雄をとられちゃダメでしょ(笑)横手の人はおくゆかしいのかな〜。
  
フォト



というわけで、まんが美術館のHPを紹介しときます。
よろしければご訪問してみてください。
損はしないと思います。
http://manga-museum.com/



位置情報ところで最後は「釣りキチ三平」の話しに戻るけど、この作品は1980年にフジテレビでアニメ化されている。ところが、僕はどうも記憶がないんだよなあ。仙台でも放映されているはずなんだけど。不思議だ。
     フォト

んで、出演者を調べてみたら、なんとも豪華な声優陣だ。
三平役が野沢雅子で、魚紳さん役がなんと野沢那智なんだ。いやぁ、僕がこの作品の中でいちばん好きなキャラが魚紳さんなんだけど、那智さんのあの甘くシブい声、バッチリじゃない?!

と、気になったので動画を探したら、あったよ〜。

https://www.youtube.com/watch?v=357G9jtyeX4
三平が魚紳さんと出逢うシーン。う〜ん。カッコいいね。やっぱり野沢那智の声はいいなあ〜。たまらんですばい。そして、なんと今気づいたんだけどユリッペ役は白石冬美じゃないの。
おお〜、ナッチャコ・コンビが意外なところで共演してたんだね〜
再発見(^^)るんるん

11 14

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する