兄弟よ、海の波が巌(いわお)にたわむれるように、困難にたわむれよう。猿が木の幹をよじ登るように困難を楽しんでよじ登ろう。もし軽業師が綱の上を渡らないで、平たんな大道を歩くだけならば、誰も喝采する者はないだろう。梅の花は烈々たる寒風の中で開くので喜ばれるのだ。
兄弟よ、私は苦しみに耐えよとは言わない。苦しみに戯れるのだ。如何なる苦しみをも戯れと化するとき人生は光明化する。
盤根錯節は「生命」がたわむれるための一つの運動具である。諸君はスキーを多難だと言うか。登山を不幸だと言うか。ゴルフを艱難だと言うか。競泳を悲惨だと言うか。如何なる苦しみも戯れに化するとき人生は光明化し、そこから剛健なる無限の生命力が湧いて来る。
・・・・・「生命の実相」第7巻より。
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