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2015年08月29日10:37

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中村天風「怒らない、悲しまない、恐れない」

以下、中村天風「理想の人生」(8月24日)、中村天風「心こそ人生の土台」(8月25日)の日記に続きます。
中村天風先生「心に成功の炎を」(日本経営合理化協会)よりまとめました。

怒り、悲しみ、恐れは血液を汚す
怒ったり、悲しんだり、恐れたり、悶えたり、迷ったり、悩んだりすれば、肉体の健康にとって一番大切な血液を汚してしまう。

アドレナリン過剰
消極的な感情が出てくるとする。それをコントロールしないと、交換神経系統が、ワッと異常興奮を起こす。それと同時に、腎臓の上にある副腎の中から、アドレナリンという化学物質が発生します。

アドレナリンはなんのために発生するかというと、ハッと驚いたり、カッと怒ったりしたとき、体内で各種の破壊作用が知らない間に、細胞組織の中に生じます。その破壊作用を防ぐための生体反応なのですが、ここが問題なのです。注意しなければならないのは、そういういい目的をもったものでも、分量が増え過ぎるといけないんです。

このアドレナリンが、いわゆる発生過剰の状態になると、恐ろしいいろいろなことが起こる。まず一番に末梢動脈がキュッと収縮するのです。収縮すると同時に、血液の循環障害が起こってくる。スムースに血液が循環しなくなる。そして恐るべき問題は、血圧が上昇する。そして、しばしばそれをくり返していると、動脈硬化が早くなる。

血糖過剰
次にアドレナリンが過剰になると、糖分が増加して、血液が酸性になる。この血液の酸性化はこわい。血液は弱アルカリ性、学問的に言うと純正アルカローシスというのが理想的なのです。

どうして糖分が増加するかというと、カッと怒ったり、ハッと驚いたりすると、肝臓の中の糖原質がブドウ糖に変化してしまうのです。ブドウ糖に変化して、このブドウ糖が、必要なところに流れてくれるといいけれど、組織の中にも入ってくる。そのため、バクテリアに抵抗する血液の抵抗力を弱いものにしてしまうのです。
血液の抵抗力さえ強ければ、いくら病原菌が束になってきても、菌に冒されることはない。なぜ抵抗力が弱くなるかというと、心の使い方になるわけです。

病弱な人は、みんな神経が過敏で、気が弱くて、やたらに怒って、やたらに恐れて、やたらに悲しんで、憎んで、そねんで、ねたんで、悶えて、悩んでる。
丈夫になりたい、達者でいたい、長生きしたいと、願う心は山ほどあるが、自分のやっていること、すること、すべてが、短命で、病が治らないようになることばかりやっているのです。

これでは、東京に行くつもりで、九州行きの列車に乗っているようなもので、これでは東京に着く筈はありませんよ。

宇宙の根本エネルギー
苦しいときの神頼み。病がチョッと悪くなるとか、運命が悪いというと、「神さま、仏様」といえば、治してもらえると思っている。ふだんそれほど親しくもしていないで、いざというときだけ「お助け」といっても、神さま、仏様が助けるものか。そんな神さま、仏様があるはずがない。

あるのはただ、宇宙の一切を支配する根本エネルギーでだけです。この宇宙に存在する偉大な根本エネルギーは、神とか仏とか名を付けるほど、安っぽいものじゃないのです。

この根本エネルギーであるブリル(Vril 大自然のもつ神秘な力)だけがある。
これは科学でいうと微粒子的存在で、あらゆるもののアトム(原子)の先祖であります。これが自然界を支配し、宇宙に存在するもの一切を支配しているのであります。

そしてこのブリルの収受量、言い換えれば、根本エネルギーである大きな力の受け入れる量をできるだけ多くすることが、生命を強く、長く、深く生かす、一番の大根大本(おおねおおもと)になるんです。
自分自身の感情を正しく統御しえない、いわゆるセルフコントロールというのが正しくできない、神頼みばかりしている人に、正しい結果がくるはずはありません。


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