写真は会場の東京体育館だけで、あしからず。
日本の観劇会場って、どうして公演最中以外も、会場の撮影を一切、禁止するんでしょうね。
劇場によっては、確かに幕が開く前から舞台セットがなされていたり、幕がないところもあるら、分からなくないと思ったけれど。というか、それっくらい、いいじゃない、写真を撮っても、と思うのは素人の浅知恵?
でも、海外の公演会場は、公演中でなければ、舞台や客席の写真を撮ってもOKよ?
そして来日公演は、アンコールのときとか、撮影OKよ?
いかん、このままでは前置きが長くなってしまうので、ここらへんにしておきましょう。
つい2週間前のモスクワ旅行で、サーカスを3夜見てきたので、ボリショイ・サーカスが日本でやっているとなったら、これは見逃してはならん、という気になり、急遽、チケットをとって見に行ってきました。
正面の2階席より、たとえサイドでも1階の4列目という前の方の席にしてよかったです。
ネコやイヌのサーカスは、小さいので、席が近い方がよく見えますから。
そして感想です。
私が観劇趣味にはまるようになってから見たサーカスは、シルク・ドゥ・ソレイユがメインです。
あとはサーカスのような技を見せるものとしては、中国の雑技団のショーとか。
ボリショイ・サーカスを見たのは、このあいだのロシア旅行中が初めてです。
日本で、いつもの観劇趣味の一環で見るのは、これが初めてでした。
サーカス技術やピエロの演技は、なので、他でよく見慣れているので、ものすごく新鮮ということはありませんでした。
でも、技術そのものは、どのサーカスにもひけをとらない、さすがプロの技だと思いました。
そして、生の公演というのは、いつも成功するとは限らないので、やはりどきどきします。
その場で見ているときの迫力は、何度見ても慣れるものでもないです。
ただ、見せ方、演出の方は、シルク・ドゥ・ソレイユや、本国の常設会場でのボリショイ・サーカスに比べると、あっさり、というか、地味、というか、あまりお金をかけているかんじではありませんでした。
舞台装置はもちろん、衣装も小道具も、それほど予算をかけないようにしてるな、というのは、見分けがつくようになっちゃったんですよね。
華やかな衣装の人もいましたが、出演者の半分はふだん着っぽい衣装でしたからね。
ひょっとしたら経費節約ではなく、きちんとしたポリシーがあるのかもしれませんが。
本国の公演では、空中アクロバットやマット上の空中か移転や馬術は、演出上、ロシアの警察や軍服姿でやっていたので、すっごーくかっこよくて、しびれましたからねぇ。
それと、本国のボリショイ・サーカスは、最初から最後まで1つのストーリーになっていたので、そこがすごく面白かったです。
でも、今回は、1つ1つのプログラムは独立していて、関連づけられてはいませんでした。
出演者の人数も少なめ。
1つのプログラムで多くて6人くらい。
準備中の幕間を埋める役割は主にビエロさん(でも、ほとんどふつうの背広姿)でしたが、時々、サーカス衣装のダンサーが踊りましたが、それも多くて4人でした。
本国の方は、10人以上のメンバーが民族衣装で踊っていましたからねぇ。
と、楽しみつつも、いろいろケチつけたくなってしまう点が気になったのは第1幕まで。
だんだんとなじんでくると、ピエロのさほど派手でない演技も、だんだんと面白くなってきましたし、演出者の人数の少なさにも慣れて、第2幕はそれほど気にならなくなってきました。
なので、総合して言うと、とても楽しめました。
それに、シルク・ドゥ・ソレイユはアート性が高いですが、ボリショイはやはり動物達のサーカスにアドバンテージがあると思いました@
本国での動物のサーカスよりは規模が小さかったけれど、それでも、猫のサーカス、犬のサーカス、クマのサーカス、そして馬のサーカス、ひととおりありました。
サーカス中の猫は、猫にしてはとてもよく言うことをきいてよく訓練されているのでしょう。
でもときどき言うことを聞かないときがあるのが、逆に魅力だったりします。
イヌのサーカスは、今回の公演では、ライオンやトラの仮面をかぶっていました。
それはそれで可愛かったけれど、仮面の下の顔の方が可愛いのでは、と思ってしまいました。それに生の顔の方が、動物でも表情がありますから。
でも、ワンちゃんたち、しぐさが河可愛かったです。仮面で顔はお揃いなのですが、大きさは少しずつ違っていて、前脚で電車ごっこで立ち歩きしたラストは超可愛かったです。
ワンちゃんたちは、演技の最中に頻繁にエサをあげなくても言う事を聞いていました。それはすごいと思います。
他の動物は、1つの芸をやるたびに、エサの御褒美をもらっていましたから。それがないと、芸をするようにしむけるのが難しいのでしょう。
あ、その意味でいうと、馬も、ひととおり終わってからでしょうね、御褒美をもらえたのは。
クマのサーカスは、3頭出てきて、本国のボリショイで見たのと同じ芸をひととおり披露してくれました。
本国のショーでは1頭でしたから、その点では、クマの方が本国より来日公演の方が出演者が多かったわけです。
ただ、クマの場合は、サーカスは楽しかったし可愛かったけれど、見せ物になっている哀れさと、見せ物にしていて、それを見て楽しむ人間の傲慢さも感じてしまい、複雑な気分でした。
馬のサーカスは、騎馬民族などもやっている高等馬術でした。
席が近かっただけあって、馬のスピードの速さと迫力はすごくよく伝わってきたので、馬術がいかにも難しそうなのがよくわかり、とても迫力が伝わってきて面白かったです。
ただ、今回の公演では、初めて見た技がありました。
タイトルはイルージョンなので、類似のものは見ていると思います。
女性と男性のペアなのですが、ほんの一瞬、幕のようなもので姿を隠した間に、次々と衣装を変えるイリュージョンです。
歌舞伎で、衣装をぱっと脱ぐシーンがありますが、あれは脱いでいるのが分かりますし、下に着込んでいたのが見えます。
でも、こちらはまさにイリュージョュンでした。
なんてすばらしい早業と思いました。あんなに近くで見ていても、仕組みが分からなかったですから。
下に来ていたのを脱いだのかな、と思ったのですが、それだったら、次の衣装が前の衣装よりも裾が長いドレスは無理です。
1度、スカート部分の裾がミニスカート並みに短い衣装になったのですが、次に早変わりしたときは、ドレープがたっぷりきいたワンピースでした。
一番驚いたのは、傘を広げて、銀色の花吹雪で一瞬だけ姿が隠れたときに、白いロングドレスに変わったとき。
ほんとにステキでした。
というわけで、さっきも書いたけれど、総じて満足できて、楽しかったボリショイ・サーカスでした。
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