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2015年06月11日10:12

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俄かには信じ難いけど…

■障害者への虐待、常態化か 暴行映像に関係者複数 下関
(朝日新聞デジタル - 06月11日 00:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3460683

ウチの職場にも回文が回ってきたよ。虐待などしてないだろうね?ってことで。

勿論虐待なんてしてない!…と自負しているがその実…いくら親切で、利用者さんの為を思っての介助や支援であっても得てしてそれが利用者さんの意に反することになることがある。そんな時それが虐待と解釈されることもある。

たとえば…車椅子利用で立位保持の困難な利用者さんがトイレに行きたい言っても、夜間等で職員が一人しかいない時にはほとんど不可能でベッドに横になってもらってオムツ対応するのが実情だがこれも利用者さんの希望を無視した身体拘束だ虐待だ!と解釈されることが有る。

また、しばしば飲み物を欲しがる利用者さんに、下肢の浮腫を理由に水分摂取を制限したらこれも虐待と受け取られることが有る。

食事しながらご覧になってるなら誠に恐縮至極だが…要介護5の寝たきり状態の認知症も酷い利用者さんを夜間一人で排泄介助した際、オムツを外すと下痢状態の軟便や時には泥状便・水様便がべったり出ていることが有る。当然それが臀部や陰部にも付着するから利用者さんは気持ち悪いからついついそのあたりを掻き毟る。そしてそのままその指を舐めてしまう癖のある人もいる(想像したら恐ろしいだろうけど実際にいたのよ。そういう人が)。流石に排せつ物で汚れた指を舐められては大変だから必死になって制したが、半分力ずくになってしまったのは虐待に受け取られたかも知れないと思うと胸が痛む。元より虐待の意図等皆無(そんな気があったら介護士なんて商売やってないよ!)であくまで利用者さんの安全確保だったのだが…

何処からが虐待なのか線引きは難しいところがあるのは否定しない。高齢者介護の現場でいつも迷い悩んでいる。

さて本件…
利用者さんの胸倉つかんで?有得ないよなぁ〜どう考えても…と思うのだが実際には違うのだろうか?

確かに言うことを聞いてくれない、今お願いしたことを忘れている…なんてことはあるよ。それも毎日頻繁に、日常茶飯事というかお約束の展開というか…

認知症の酷い利用者さんに対して職場の先輩がこういってきたことがある。
「あの人を人間と思うな。話が通じないのだから…」
或る意味正論なのかも知れないがその言葉を聞いた時口にこそ出さなかったが腹の中では猛反発していた。
「人間と思うな?冗談じゃねえよ。おい先輩様よぉ。仮にも利用者様に対してなんて発想するんだよ!いくら認知症がひどいからって、立位保持が難しいからって、シモが垂れ流しでオムツ対応だからって!相手はれっきとした人間なんだぞ!それもついこの前まで社会の一翼を担っていた方なんだぞ!人生の大先輩の、それもご婦人に対して失礼なこと抜かすな!」

その利用者さんには随分と振り回されたけど、不思議と腹は立たなかった。稀にこちらの気持ちが通じた時は本当に素敵な、可愛らしい(遥かに年上の女性に対してこういっては失礼かな?)笑顔で応じてくれたりもしたんだよ。今は諸事情で別の施設にその人は移ったけれど…

介護の現場って本当に神経擦り減らすことがいっぱいあるし、危険と隣り合わせでもある。オレ自身何枚事故報告書書いたことやら…

でもな!おい、本件被疑者!アンタも介護職になったのは誰かに強制させられたのか?自分の意志でその仕事に就くことを選んだんじゃないのか?自分で選んだのなら道は険しくても其れを究めよう、高みに行こうとは思わなかったのか?

いくら忙しくて腹の立つことが多かったからって、見失っちゃいけないモノってのがあるんだ。

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