◆この世界の人々は、お互いに、皆愛し合っている大きな家族なんだ。だからみんなすべてを分かち合って仲良く生きているんだ。
◆愛が宇宙の基本法なんだ。
◆愛を感じ体得するのは容易なことではない。だからこそ進歩が必要となってくるんだ。最も進歩した人が、より崇高な愛を体験し、より深い愛を表現するんだ。ほんとうの人間の大きさとは、ただ、その人の愛の度数で決定されるんだよ。
◆その障害がエゴだ。自我、自己、うむぼれ。われわれ自身に対する間違った考え。ニセの自分だよ。人にエゴがたくさん育っていると、他人よりも自分がずっと重要だと考えるようになり、人を軽蔑したり、傷つけたり、利用したり、他人の人生を支配する権利まであるように思い込んでくる。
◆エゴは愛が育つさいの大きな障害になっているから、他人に対するいくつしみ、思いやり、憐れみ、優しさ、愛情などを感じさせにくくするんだよ。たとえば、
エゴイスト・・・・自分以外にはまったく興味をもっていない。
自己崇拝者・・・・自分以外の誰も崇拝しない。
自己本位者・・・・・自分のことしか話さない。
自己中心主義者・・・・宇宙が自分を中心に回っていると思い込んでる人。
◆人間の進歩とは、エゴを減少させて,愛が育っていくようにすることを言うんだよ。
・・・・「第9章 宇宙の基本法」
◆「地球では優勝者が一番だよ」と言うと、アミが言った。
「でも、そういうやり方だと、一番ビリは恥ずかしい思いをするし、いじけるよ。反対に受賞者にエゴが広がるよ」
「でも、大変だけれど、それなりに努力しなければいけない」
「また、人に“勝つ”、人よりぬき出るという考えだね。それは競争だし、エゴイズムだし、そして最後に分裂だよ。そうじゃなくて、ただ、自分自身と競争して自分自身にうち勝つべきなんだよ。他人と競争するのじゃなくてね。
進んだ文明世界には、そういった同胞との競争はまったく存在しない。それこそ、戦争や破壊の原因になりかねないからね」
◆「それに万一、地球が破滅するような時に備えて、救出した人々は住める星があるんだ」
「ということは、地球の破滅は避けられないということなの?」
「それは地球人次第だよ。統一して、国境をなくし、平等に、そして武器をなくして生きられるかどうかにかかっているよ」
「地球に、たった一つの国を作ることだね?」
「うん。ほんとうにそうするべきなんだよ。度を越した地方主義というのは、狭くて、貧しい愛だよ。まさにエゴイズムそのものだね。一ヶ所に執着することによって、ほかの場所を愛する余地が少しもないなんてね。宇宙はとても広大なんだよ。もっと考えて“大きく”愛すべきだよ。なかには、自分の住んでいる地区が世界中で一番いいと思いこんでいる人もいるんだから」
◆進歩した世界には宇宙親交というものが形成されているんだよ。すべての人はみんな、兄弟だし、友だちなんだよ。誰も迷惑をかけない限り、われわれの行き来は、まったく自由に行われている。なんの秘密もなければ禁止もない、戦争もなければ、暴力もない。暴力は未開文明に特有のもので、未開人の形成している社会の特徴なんだよ。
◆われわれの間には競争もなければ、誰も兄弟から抜き出ようなどといった野心を持っている人はいない。ただ、みな人生を健全に楽しむことだけを望んでいる。そして人々を愛しているから、われわれの最大の幸福は、人に奉仕し、援助すること、そして人の役に立っていると感じられることによって得られるんだ。みんな平和に対するはっきりとした認識をもっていて、創造者を愛し、命を与えてくれたことに感謝し、それをじゅうぶんに満喫する。
人生とはわれわれにとって科学がどんなに発達しようと、とても単純なものなんだよ。
◆地球じゃ現に今でもどこかで戦争をやっているんだ。それも残酷のかぎりをつくしてね。まったく深く眠っている。とても深刻で、厳(いかめ)しく、ほんとうに重傷だね。でも、宇宙の真実はそんなものじゃないんだ。もっとずっと美しいものなんだよ。野に咲いている花がきびしいかい?
◆平和のためになにか貢献している人は、皆よい水準に達している。何かできるにもかかわらず、何もしない人たちは、ほんとうに冷淡な人か、共犯者なんだよ。愛が不足している。よい水準に達していないんだ。
・・・・・・・「第10章 宇宙親交と救済計画」
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