「沖縄二六ショック」という言葉があります。
2000年の都道府県別の平均寿命で沖縄県の女性は86.01歳とトップを維持したが、男性は77.64歳と全国平均(77.71歳)を初めて下回り、5年前の前回調査の4位から一気に26位まで落ちたからだ。
ちなみに1980年代には1位だったので大きく下がっています。
「原因は中年世代の死亡率の高さだ」と沖縄県医師会の当山護副会長は説明する。45歳から59歳の死亡率は、脳血管疾患や脳出血、肝疾患、糖尿病などで全国ワースト10に入る。いずれも生活習慣と関連の深いとされる疾病ばかりだ。
沖縄男性の平均寿命が短くなった最大の理由は、食事内容の変化と言われています。
いわゆる高たんぱく高脂肪の欧米型の食事をとる人が増え、急激な肉の消費が増加したからだといわれます。
ところで男性の長寿第1位は、長野県で78.90歳、2位が福井県の78.55歳です。
福井県も長野県も雪国で、風の冷たさ、雪の多さ等、高齢者に厳しい。また医師の数も全国平均より少ないのに、なぜ長生きされる方が多いのでしょうか。
両県ともに高齢者になっても農業をする方もいて、常に体を動かしているということもありますが、肉中心の食事が少なくて、お米やお芋、お野菜をしっかりとっているという食生活に答えがありそうです。
以下、東京農業大学教授小泉武夫先生の講演録から引用します。
日本人は焼肉を山のように食べても体力エネルギーは出ないのです。かえって尿酸値が高くなったり、血液値が酸性になったりします。肉ばかり食べていたら直腸ガンになる人も多くなります。
1.肉食とプロ野球投手
現在のプロ野球の選手は、焼肉が好きな人が多い。ところが、肉を山のように食べても、今のピッチャーは一試合投げたら、あと4、5日は絶対に投げません。肩や肘を壊すと言われるからです。
昭和36年、西鉄(現西武ライオンズ)の稲尾和久投手は、140試合のうちに78試合に投げ、42勝を挙げました。今の感覚からすれば驚異的です。
他にも彼は30勝以上4回、また8年連続して20勝以上の記録を持つ鉄腕投手です。
その稲尾さんの伝記を呼んでみると、驚くべきことに肉なんてほとんど食べていないのです。
大分の別府で漁師をしているお父さんが、魚や干物を送ってくれたのを食べ、ご飯も自分で炊いて握り飯にして食べていたそうです。いわゆる日本型の食文化の原点そのものですが、実はこうして民族に伝承されてきた食こそが民族を強くするのではないかと思うのです。
そういう点から見ると、あまりにも戦後、カロリー計算にこだわりすぎ日本の食事学は配慮に欠けていたといえます。日本人は、「民族の遺伝子」に合った食べ物を食べていれば、いくらでも力を発揮できると思います。
2.大豆は畑の牛肉
例えば納豆は(江戸時代には関西でもたくさん消費されていたのですが)納豆汁といって納豆を味噌汁の中に入れるやり方が主流でした。
実は、「大豆は畑の牛肉」だといわれているのです。
大豆のタンパク質の含有量は17.5〜18.5%で、牛肉のタンパク質含有量は18〜19%だから、ほぼ同じなんです。
日本人の「民族の遺伝子」からすると、牛肉を食べて動物性タンパク質をとるより、大豆の植物性タンパク質をとるほうが、はるかに消化、吸収がいいのです。
大豆が畑の牛肉だとすると、味噌は大豆から作りますから、味噌汁とは牛肉汁ということなのです。さらにそこへ納豆を入れるということは、牛肉汁の中に牛肉を入れていることになるのです。
そして納豆汁の具は昔から豆腐ですから、牛肉汁に牛肉を入れた上に、さらに牛肉を入れているのです。
だから、朝、昼、晩と、豆腐を具にした納豆汁を一杯ずつ食べていれば、アメリカ人の肉の消費量と変わりません。約80gのステーキを食べているのと同じタンパク質の摂取量になります。
日本人の生活に根ざした知恵というのはすごいものです。アメリカの牛肉を食べるより、日本の納豆汁の方がずっといいのです。
日本人の食生活は質素であっても、栄養上、決して欧米に劣ってはいないのです。
以上
3.マイミクの麻結美さんのご体験
マイミクの麻結美さんが、実際のご体験を通して、野菜が一家の健康と人生を変えたこと、野菜中心の生活の必要性を教えてくれました。
以下、転載。
お野菜を中心の食生活って、大切ですね。
私の主人の場合は特にはっきりしていました。
お肉中心、お酒をしっかり、タバコは当然。血圧130から250 。
朝から、ベーコンを炒めたり、卵を二個、お野菜はウサギの食べるもの。ご飯には、たらこ、塩辛・・・・。外食大好き の食生活で高血圧から脳出血で倒れました。
退院後、それでも、まだ自分の体が元気だからと、反省せずに、二度目の脳出血となり、人工透析ということになりました。
そして、その半年後には、主人の妹が心筋梗塞にて、死去しました。
二人とも、焼肉、から揚げ、お酒大好き。食欲旺盛。体力あり。外見は健康そのものでした。
そのことから食生活について強く反省してから、以後7年、しっかりと野菜中心の食生活になりました。
自家菜園でできる限り、季節の無農薬野菜を食べるようになりました。それ以来、血圧安定、突然の入院生活もなくなり。適正体重で安定するようになりました。
お野菜、果物、規則正しい生活で、健康維持しています。
当然、下痢もなく、タバコも止め、お酒も時々お友達とお付き合いにする程度になりました。
今では野菜の味が良くわかると、自慢するほどになりました。
また、今までの「当たり前だろう」という言葉の代わりに、「ありがとう」となり、「早くやれ」の代わりに、「気をつけて」という思いやりと感謝のこもった言葉になりました。
野菜中心で、本当にうれしい毎日です。ありがたいことです。
(以上)
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