昨日の夜起こったことで今だに釈然としないこと。これは詐欺だったのか?という話。
夜11時半くらいに電話がかかってきて、保険会社のKaiser Permaanenteのトールフリー番号なので、応えた。普通は知らない番号からだと応えないんだけど、知ってるKaiserということなので。で、フィリピンのアクセントの強い女が「手術の料金の払い戻しの件で確認したい」ってことだったのよね。へ?カイザー、保険最後に持ってたのは2012年だし、手術なんてしてないし。最初話てた時はLast Augustとまるで去年のことのようだったのに、話してると、今年の8月、それってLast Augustって使う?って感じで。でもフィリピン人だし、英語分泌的に変な人が多いからその辺り文化によって違うからはスルー。
「ねぁ、アタシの情報があるというなら、アタシの誕生日言える?」って聞いたんだけど、「それは個人情報だから法律の関係で私からは言えない」と言われて、まぁそれはありがちなので納得。
で、これは「保険金詐欺」のようだから、いろいろ情報を与えるから書き留めて、って話になって。それで言われたのが、アタシの名前で保険にサインアップしたのは今年の8月7日、手術(心臓)が行われたのが8月26日。手術は心臓の手術でCardiac Arethmiaという病気。手術が行われた病院はブルックリンにあるInterface Medical Center(1545 Atlantic Ave、Brooklyn, NY 11213)というところで医者はDr. Gary Stephensという人。ググると全て実在。ってことでこれは本物?と信じたのよね。ってかこれ全部ネットに乗ってる情報なのでPublicly availableだわよね。
で、電話をかけてきた人間がKleo Robertsという名前でケース番号はDL1882025、使われた保険はKaiser Care Advantage Plan。
で、保険金詐欺のようだから管轄のNYPDに報告してポリスレポートをカイザーのファックス番号に送るよう手続きして欲しい、との由。ファックス番号は415−833-3480でこれもググるとカイザーの番号で出てくる。で「今からNYPDに電話を繋げます」って言われたのよね。ホゥ、なんかちゃんとカイザーから警察に電話を転送できるなんてこういう事件がいろいろあるのね、とまで思ったのよ。
で、数通和音で出てきたのがOfficer Raymond Fengという人。NYPDのブルックリン、79分署の警官らしい。一応最初の電話はKaiser PermanenteのIDが出てて、それからNYPDに転送して、だけどその間もスマホのIDにはKaiser Permanenteと出てる。で、それがNYPDの79署だというのを証明するために「79署のホームページを見たら電話番号があるだろう、その番号からかけるから『警察からかかてきている』の証明になる」とか言われてたの。なんか「これが警察だと証明するためにホームページを見せて、『電話番号が同じだろう』と言う」ってのが回りくどくってうさん臭く感じたのよね。
で、ポリスレポートをファイルするのは本人が署に来て手続きをしなけりゃいけないんだけど、電話でもできる。でも電話ではなくSignalでしなきゃいけない。ということでSignalをダウンロードして、その警官と話を始めたのよね。で、最初はその警官が写真付きIDを送ってきて、バッジ番号まである。で、その写真が「ありえないほど美男子」の警官だったのよ。で最初数分はその警官とビデオでちゃっとしてたんだけど、その後、「これからインタビュールームに行くから」ということで、インタビュールームにはいるとその警官の顔が見えなくなってNYPDのマークだけ。
「これからポリスレポート作成の為のインタビューに入ります」と言われて、「名前は?生年月日は?」で生年月日を教えてしまった。もしや上のカイザーの人間が誕生日言えなかったのはプライバシーじゃなく知らないだけでは?とここでふと思ったの。で、「あら、個人情報渡しちゃったわね」と思ったの。次に運転免許の番号を言うところで、免許証はベッドルームのクローゼットの中に閉まってあるので、それを取ってきて。さぁ番号を読もうというところになって、まだまだこれ本当の警察とははっきりしてないわよね?と思って。だってさ、電話番号をスプーフして別の番号からかけてるのに警察署の電話番号がIDにはでるのは知ってるのでまだ信じられない。で、このオフィサーFeng、IDも送ってるから本当だとまだ信じないのか?と言ってきて。いや〜、そんなの偽造でもなんでもできるでしょ?アタシ、ロマンス詐欺のビデオいっぱいみてるからさぁ。と言って。このオフィサーFeng、英語がアメリカ英語じゃないので、「あのさぁ、運転免許の番号を言う前に聞きたいことがあるんだけど、アナタの英語、アクセントがあるけどそのアクセントはどこから?」って聞いたのよ。そしたら応えたがらないので何回か押し問答したらI'm Asianと言う。でアタシが、Asianってのは分かってるけどアジアと言っても広いでしょ?最初のカイザーから電話かけてきた人はすっごくフィリピンアクセントが強くってすぐフィリピン人だとわかったけどあなたのアクセントは違う、どこのアクセントなの?と聞いても「何でそんなことを知りたいんだ」と言ってくる。「だからあなたが本当かどうか判らないし、貴方がYou're what you say you areと確信するために貴方の言ってることと貴方のアクセントに整合性があるか、ってのを確かめたいの」と言ったの。そしたら、I'm half Japaneseとか言うのよね。なので、「そんなことは聞いてない。それに貴方は日本人英語のアクセントじゃない。韓国人英語のアクセントでもないし、中国人英語のアクセントでもない。フィリピン人英語のアクセントでもないから何語からこのアクセントが来てるのか知りたい」って言ったのよ。「何でそんなこと言わなきゃいけないんだ」vs「貴方がNYPDの警察官で個人情報を与えてもいい、と確信したいから」の押し問答。埒が明かないので聞き方を変えて「貴方の母語はなに?」と聞いたらI'm Philipinoと言う。でまた「そんなこと聞いてない。タガログ語喋るフィリピン人のマジョリティのアクセントと違うからフィリピンで喋ってた母語は何なの?タガログとかイロイロとかあるでしょ?」と聞いてもI'm Philipinoとしか言わない。
まー埒が明かないので「今NYPDの署にいるんでしょ?貴方の同僚にアメリカ英語喋る人いいないの?同僚を引っ張ってきてビデオで顔だししてアメリカ英語でハァ〜イ、って言わせてくれない?そしたら100%信じられるからさ」って言ったらガチャンと電話切られたわ

で、メッセージで「署に来てファイルしろ」って。で、少し前に送ってきていたNYPDのIDの写真も向こうから削除されてた。ダウンロードしとけばよかった。
これで1時間以上使ったのよね。もう夜中の2時なのにいろいろリサーチ。まず、Officer Raymond FengというのはNYPDにいるし、ID(シールド)番号も同じ。でもこれはPublic Informationだからなりすましはできるし、本人の写真がないのでなりすましの可能性が高い。次にNYPDはシグナルのアプリを使って市民と対話するか、を聞いたらNoだったわ。で、詐欺師はシグナルを使いたがる人もいる(操作が簡単、メッセージが時間がたてば消える、等々)。なので、シグナルを使って、というところであれは詐欺師だったと思うわ。しかも、カイザー、ニューヨークにないし、カイザーで手術ならカイザーの病院でするはずなのにネットワーク外のInterfaith Medical Centerというのも胡散臭い。「アタシは手術なんてしてない」ということで「これは保険金詐欺だと思うのでレポートします」までが案外スムースに行ったので、これはもとから仕組まれてた筋書きでは?と思うに至ったのよね。で、最初のカイザーの保険払い戻しの確認の電話とNYPDのオフィサーとどちらもフィリピン人でグルだったと考えると辻褄が合う。
あちらが持ってたのはアタシの名前と電話番号。それだけあればアメリカじゃ住所とか年齢も簡単に調べられる。で会話の中で出してしまった個人情報は:去年からスペインにいる、生年月日、手紙の行く先のサウスカロライナのチャーリーの娘の家の住所。ソーシャルセキュリティと運転免許証の番号は出してないので、あれだけど、これだけの情報でどこまでID泥棒ができるのかしら?クレジットカード作れる?借金申し込める?できないと信じたい。
でもさ、最後の最後のところで踏ん張って「貴方のアクセント、珍しいわよね、母語はなんあんお?」ってのを聞いたのは良かったと思うわ。あと、「同僚にアメリカ英語でハァ〜イって言わせて」てのも有効ね。なんかギリギリでdodge the bulletだったかしら?それとも出した個人情報で何か悪さされるかしら?
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