mixiユーザー(id:5437811)

2026年09月22日22:07

51 view

「火垂るの墓」を描いた晩年の野坂昭如さんテレビ出演なのにお酒を飲んでの出演の姿を見た事が有った。

作家で演出家である野坂昭如さんメディアで造られる野坂昭如さんと、トラウマを抱えたままの生身の野坂昭如さん両方とも当時は真実だった。
その彼は自分を「焼け跡闇市派」と呼んだ。
それは戦争を体験した世代の中でも、「生き残った者の後ろめたさ「国家に見捨てられた者の怒り」。
「戦後の混乱を生き抜くための虚勢」を抱えた者たちの総称だった。
戦争による悲劇そして国家の無常の悲劇、蛍が焼夷弾だった。 悲劇この幾重に重なる野坂の悲劇は、特に妹の関係の罪の記憶の再構成でどんな言葉でも癒す事が出来ず更に勘違いやすれ違いを生み出す、野坂昭如さんと大島渚との殴り合いの口論はその一つだ。
大島渚との殴り合いは、単なる芸能界のトラブルではなく、戦争をどう語るか、どう背負うかという深い断絶の表れだった。
大島は「国家と戦争を構造として批判する側」。
野坂は「個人の痛みと罪を背負った側」。
二人は同じ戦後を生きながら、
見ているものが違った。
だからこそ、言葉ではなく拳が出てしまうほどの衝突になった。
二人とも私にとても大好きな作家です。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930