「タレントのアップいらない」『8時だョ!全員集合』傑作選でのワイプ、ナレーションに苦言続々…番組事情に滲む視聴者との“温度差”
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今考えると凄いと思うのは観客を入れた生放送で一発勝負を毎週やっていたということ。そして最初のコントが終わったらすぐに歌を挟んでそのウラで準備。そして次の出し物、また歌を挟んで次の出し物と言う感じで次々やる。しかも(勘違いかもしれないが)歌は(録音曲流しかも知れないが)生演奏による歌。これはフルオーケストラが後ろで演奏するというライブでもなかなかない豪華な仕様。そういうの今、出来ますか?
やる、やりきるという熱意が観客の熱気も生む。やる方と見る方が一体になる。今では吉本がそれをやっているが生放送出も無ければ歌と交互にやるということもない。それを考えるとコントの演出(舞台装置も含めた)も含めて裏方も職人気質を見せたプロの仕事をやる。
しんどかったと加藤も高木も言っているけどそれでもやり切った時の充実感は半端なかったのでは?と思う。私は全盛期ど真ん中の世代なのでその熱気を肌で感じていた。当時はそれほど思わなかったが改めて見てみるとその熱気が今とは全然違うのが分かる。
いかりやの気迫もそうだが全員が全力投球で手抜きをしない、笑いに心血を注いでいたというのがひしひしと感じる。同じようなことを前にも書いたが私にとってはドリフはお笑い芸人ではなく「スター」。間違いなくスターだ。なぜなら(後から入った志村はともかく)楽器の演奏でもピカいちだ。これは当時のコントをやるグループはそうだったが、アホなことを演じていても演奏技術も優秀だった。
クレイジーキャッツもフランキー堺や谷啓もギャグをやっても演奏も一流。そういう人々はやっぱり「スター」と呼ぶのがふさわしい。演奏も完璧な上にギャグで人を笑わす。あこがれるなぁ。見上げる存在。絶対に届かない存在。やっぱりスターと呼ぶしかないと思う。もうこういう時代は来ないから何だか寂しい。過去の映像だけ見るのもちょっと寂しい。良い時代だったと、過去形で言いたくないけど良い時代だった。
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