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2025年09月02日04:24

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無私行為による絆(3)

日本帝国海軍駆逐艦『雪風』は、大戦を通して戦死者5名という被害の少なかった最大の理由は、約240名の乗員全員のこころが、ひとつに固くむすびついていたからです。

『雪風』の乗員の全員、まさに将校、下士官と、兵といった階級に関係なく『プラトニック・ラブ』より生まれる『無私行為』の献身的な働きによる結果でした。。。

『雪風』において、階級間の区別なく『無私行為』による献身的な働きは、艦内の士気を大いに高めるという事実は、誰も疑う余地などまったくないでしょう。

しかし艦長を含め将校クラスは、その全員が数か月から数年以内に異動するため、艦の一体感とはどのように作り上げるのでしょう?

どのような組織においても重要なのは、現場経験の豊富な中間管理職であり、それは軍隊も同じです。

軍隊の場合の中間管理職とは、下士官に相当します。特にその中でも専任者(下士官以下をまとめるリーダー)の役割は、とても重要になります。

日本帝国海軍の専任下士官の階級は、主に上等兵曹、一等兵曹、二等兵曹で、階級は絶対的です。しかし現場では、そのような階級の表向きの命令系統の絶対的上下関係よりも、むしろその隊で一番の古株の下士官、通称「専任兵曹殿」が、その役割を担っていたものです。

すなわち、それは兵の束ね役を担う古参下士官による『プラトニック・ラブ』から自然発生的に実践される『無私行為』の献身的行為により、そういった専任の下士官のいる隊は、大きな戦果を挙げると共に、隊の被害を最小限にとどめる機能を果たしていました。

複数ある『雪風』に関する回顧録などによると、「『専任兵曹殿』の意見は、艦長の意見に勝ることも度々あった」ほど、艦内における『専任兵曹殿』の存在感は絶大でした。

現場をよく知っている古株の通称『専任兵曹殿』が、如何にして将校と兵士の両方から信頼を得られるのかは、『バンド・オブ・ブラザーズ』(較正値385)にて見事に描かれています。

アメリカ陸軍第101空挺師団(較正値475)第503連隊第二大隊E中隊の専任下士官(曹長)であったリプトン、その人です。

彼は、実に冷静に、各兵士のコンディションを分析し把握した上でフォローしていました。

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