この多次元の宇宙において、『空/無』の真実とは、その状態そのものが、あらゆるものを含むエネルギーの源であり、あらゆる可能性を秘めた基盤であることを意味します。
このスピリチュアルの真実から、サンスクリット語からの仏教経典に関する『空/無』の翻訳を、誤りであると指摘した世界初の研究者は、東京大学教授の中村元博士でした。
サンスクリット語の文法や語彙は、英語にとても近似しています。
中村博士が指摘したのは、英語の『be』動詞に相当するサンスクリット語を、翻訳する際の誤りについてでした。
ご存じの通り『be』動詞には、同時に状態と存在の意味を持っています。
1. This flower is in full bloom. この花は満開です。
2. This flower is in my room. この花は私の部屋にあります。
3. This flower is in full bloom in my room. この花は私の部屋にあり満開です。
このように、1の常態を示す『です』と、2の存在を示す『あります』という別々の意味もあれば、3のように同時に状態と存在の両方の意味を持つことさえあります。
すなわち、「Consciousness is Void」とは、3の状態と存在の両方の意味を同時に持ち「意識は『空』の状態で存在する」と解釈すべきと、中村博士は主張したのですね。
私は、幼い頃から、『意識の永遠性』を確信していたため、およそ25年前に中村博士の、この「意識は空/無の状態で存在する」という説を読んだ時、私は、まさに飛び上がらんばかりうれしかったものです。
『空/無』の誤ったミームが人類全体に浸透してしまった最大の理由は、玄奘が漢訳する際にサンスクリット語で『be』動詞にあたる動詞の解釈を誤ってしまったことに端を発したということになりますね。
付言すると、意識そのものであるこの宇宙の1立方センチメートルの潜在エネルギーは、この宇宙全体のエネルギーを凌駕することが判明してします。
他方で、同時に幻影であるエゴ(小さな自己/自我)、すなわちその人の個性といえるその歴史の遺伝的特徴の集積は、850レベルで消滅する運命であることもまた表しています。
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