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2025年08月06日10:31

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【硫黄島からの手紙】この精神を理解していれば原爆はどうなっただろうか

まぁ敗戦国であることには変わりない。そして戦後、日本の教育は真実を伏せたまま教えてきた。
■米国務省 広島への原爆投下から80年で声明「広島市民の和解の精神が日米同盟を強化」
(TBS NEWS DIG - 08月06日 06:46)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8422104

アメリカのスミソニアン博物館に保管されている
市丸利之助少将がルーズベルト大統領に宛てた手紙について

手紙の中では「自国を守る責任」と「相手国への理解」を両立させており、
戦後の和解の精神を先取りしたような内容になっています。

以下は原文を元に、現代文として読みやすく変換したものです。
**************************************
日本海軍・市丸少将が、アメリカ合衆国大統領 フランクリン・ルーズベルト閣下に宛てて、この手紙を送ります。

私は今、戦いの終わりにあたり、あなたにお伝えしたいことがあります。

日本が1853年、ペリー提督の艦隊によって下田に来航されて以来、世界の国々と国交を結ぶようになってから約100年が経ちました。その間、日本は困難の連続でした。望んだわけでもないのに、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、支那事変と、次々に戦争に巻き込まれ、ついには不幸にも、あなたの国・アメリカと戦うことになってしまいました。

このような経緯があるにもかかわらず、ある者は日本を好戦的な国民だと見なしたり、またある者は「黄禍(こうか)」だと非難し、中には軍部が勝手に始めた戦争だと決めつける人もいます。しかし、それはあまりにも一方的であり、私たちの立場や真意をまったく理解していない偏見です。

あなたは、真珠湾攻撃を「不意打ち」だとして、対日戦争を正当化する宣伝の材料としてきましたが、日本が自ら滅びないためにやむを得ずこの行動に出たという切迫した事情は、あなた自身もよくご存じのはずです。

私たちの天皇陛下は、建国の理想として掲げられた「八紘一宇(はっこういちう)」――すなわち、世界の人々がそれぞれの立場を尊重し合い、郷土に根ざして共に生きる――という理念のもと、正義・明智・仁愛という三つの道徳を根本に据え、恒久的な世界平和の実現を一心に願っておられます。

このことは、かつて日露戦争のさなかに明治天皇が詠まれた御製、

「四方の海 みなはらからと思ふ世に など波風の立ちさわぐらむ」

(=世界中の人々が皆兄弟だと思う世の中で、なぜ争いや波風が立つのだろうか)

として表現されています。あなたの叔父にあたるセオドア・ルーズベルト大統領も、これに深く感動したと伺っています。あなたもよくご存じのことでしょう。

私たち日本人は、それぞれ異なる階級や職業を持っていますが、どの立場にあってもこの天皇の理想、すなわち国家的使命を支えるために働いています。軍人である私たちもまた、武力をもってその理想を実現しようとしているのです。

今、私たちは貴国の空軍による爆撃や艦砲射撃のもとにあり、見た目には劣勢に追い込まれています。しかし、精神的にはより豊かで、心は明るく、むしろ喜びすら感じています。
これは、日本の臣民が皆、国家の理想を信じて一心に尽くしているからであり、あなたやチャーチル首相には理解しがたい心理かもしれません。

ここに、あなた方の精神の未熟さを憐れみつつ、次のように伝えておきます。

あなた方白人、特にアングロ・サクソン系の人々は、世界の利益を独占しようとしているように見えます。有色人種を支配下に置き、奴隷にしようとしているのではないでしょうか。そのために、巧妙な政策を使って人々をだまし、いかにも善意に見える統治を装って彼らの心と力を奪おうとしている――そう感じるのです。

あなた方は、有色人種を教育し、文明を与え、彼らを導いてやっているつもりかもしれません。しかし、実際は彼らの魂を奪い、その力を奪っているだけではないでしょうか。

一見「善政」に見える統治も、その実態は彼らを無力化するものです。
それを「人道」「民主主義」「自由」「平和」という言葉で覆い隠しているにすぎません。

私は、アメリカ国民を尊敬しますし、イギリス人の中にも尊敬すべき人物がいることは知っています。
しかし、世界に対するあなた方の態度を見ると、結局のところ「力こそ正義」「白人こそ上位」という考えが根底にあるように思えてなりません。

アジア諸国の中には、今まさに目覚めつつある国々もあります。
彼らはあなた方の支配を受けながらも、自らの尊厳を取り戻そうとしているのです。

私たち日本人は、そのアジアの仲間たちと共に、共存共栄を願っています。
そして、アジアが真に独立した地域として、世界の中で誇りをもって生きていくことを望んでいます。

この戦いにおいて、日本が敗れることになったとしても、それは一時のことです。
日本の精神、そしてアジア諸国の誇りは、永遠に失われることはありません。
むしろ、この戦争がきっかけとなって、世界の人々が自らの在り方を見つめ直す機会になることを、私は切に願っています。

私たちの国土は焼かれ、民は苦しんでいます。
しかし、私たちは希望を捨てていません。
私もまた、まもなく命を終えようとしていますが、少しも恐れていません。

私は、祖国日本の未来に確信を持っています。
そして、世界に正義と平和が訪れる日が来ることを信じています。

敬具
市丸利之助
昭和二十年三月十七日

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