あなたはもちろんのこと、『天国』という言葉は誰でも知っています。
おそらく、人類で『地獄』という言葉と共に知らない人は誰もいないでしょう?
どうして、天国と地獄を人類は知っているでしょう?
それは、誰もが『天国』と『地獄』の違いを理解出来ているということです。
ホーキンズ博士は、ある連続殺人犯が、死刑になる前に、「私は地獄へ落ちるんだ」といい、『地獄』を明確に認識していたと言います。
『地獄』の苦しみを知っているのに、どうして、人類の80%の人々は、自己中心的で私利私欲に基づき生きてしまうのでしょう?
ホーキンズ博士は、「世界的大宗教が、その役割を果たしていないため」と述べています。
キリスト教の歴史も恣意的に教えを歪められていると分かります。そもそも『聖書』を市民に公開し始めたのは、カルバンなどによる宗教革命を経て初めて、信者の人々の
手に渡るようになりました。
それまでは、言うなれば聖職者のさじ加減で、教えを信者に伝えていた訳です。
しかも、聖書は大冊ですから、ガイドがないなら、ほとんどの信者は、何処を読んでいいのか分からないでしょう。
それは、残念ながら他の世界的大宗教も、同じようなジレンマに陥っています。
例えば、ブッダは、自分の力で悟りを開きました。
しかし、彼はクシャトリア(軍人;王族)の階級でありバラモン(僧侶;教師)の階級ではなかったため、彼の助言をバラモン階級は受け入れませんでした。
具体的にいうと、当時ヒンズーの一派は動物の生贄の儀式を取り入れていました。動物の生贄は、較正(計測)値は20から30ということで、極端に低いものです。
これはその儀式を行うこと自体、ひどくネガティブなカルマを聖職者と共に信者も抱えることになります。
バラモン階級のプライドはは、ブッダのアドバイスを受け入れませんでした・・・。
このお話は、正真正銘のバラモンのある僧侶の方が、熱海まで私を訪ねてこられた際に伺ったエピソードです。
そのため、ブッダは悟りを開いたにもかかわらず、バラモン階級に受け入れられませんでした。結果的にブッダは入滅するまで50年間も外遊を続けていたのですね。
このエピソードからも分かる通り、すべての世界的大宗教は、組織化されることで、エゴの影響を避けられなくなりました。
仏教も、また高僧たちが悟りを開く度に、分派してゆくこととなります。挙句の果てに弟子達は権力闘争を始めるなど、エゴの影響は避けられるどころか、火に油を注いでいるとしか言いようがありません。
それは博士が、そのように断言しています。
スピリチュアルの真実に基づいた信仰を、悟りを開いていないエゴの優勢な弟子達は、教えを政治的に利用しててしまったことこそ、いまだに全人類の4%しか『天国』へたどり着かないという悲劇を引き起こしています。
結果的に天国への門は狭いままであったと言えるでしょう。
Enter in through the narrow door, for wide is the door, and broad is the road which carries to destruction, and many are those who travel on it. (13)
狭い入り口から入りましょう。何故なら破滅に至らせるという入り口は広く、しかもその道も広いため、それに向かって旅をする人々は大勢います。
O how narrow is the door, and how difficult is the road which carries to life, and few are those who are found on it. (14)
おお、その入り口はなんて狭いのでしょう。この世に負けないその道は、なんて困難なのでしょう。しかもそれに向かって旅をしているのを見つけられるのはわずかです。
ラムサ版聖書『マタイ7:13-14』より
しかし『天国』と『地獄』は、コインの表裏ほどの差しかないことを忘れませんように。
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