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2025年03月18日13:13

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話題の宇都宮ライトレールに乗ってみました。

先日の旅行話の続きです。
今回は恐らく一番のメインとなった、昨年8月に開業したばかりの宇都宮ライトレールに乗ってみての雑感を書き連ねてみたいと思います。

宇都宮駅に着いたのは12時17分だったのですが、荷物を預けたり駅周辺やなかをうろうろしていたり昼食を摂ったりしていたら、思いの外時間を取ってしまいました。
いい加減乗らないとまずいので、宇都宮駅東口の電停に向かいます。

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結局乗車できたのは東口13時22分発の電車。
東口には『ライトキューブ』というビルと『宇都宮テラス』というものがあるんですね。

幾つか途中下車をと考えていたのですが、時間が押してしまったので、まずは終点の芳賀・高根沢工業団地まで乗り通してみました。
東口発車時点では、席がほぼ埋まって若干の立ち客がいるくらいの乗り具合でしたが、
宇都宮大学陽東キャンパス電停で多数下車します。
なぜかって、すぐそばに『ベルモール』というシネコン併設の大きなショッピングモールがあるからで、ティーンの子たちがたくさん下りたのですが、
乗降はあっという間に終わってしまいます。
宇都宮ライトレールではICカードや一日乗車券を利用する場合、全てのドアで乗降できる、実質的な信用乗車方式を取り入れています。
バスなんかで運賃の支払いに手間取ってなかなか降りられないということがままありますが、
バスも利用できるSuicaの地域連携カードを導入し、恐らくそれ以外にもJR利用でSuicaなどを持っている方が多いせいか、現金精算がほぼなく、
ICカード信用乗車方式の威力をまざまざと見せつけられました。

田園風景やクルマ社会そのもののロードサイド型商業地域などを抜け、電車は名だたる大企業の巨大な事業所が立ち並ぶエリアへ。
そんなこともあってか、出張客らしきお客も見受けられました。
途中専用軌道もありますが、やはり40km/hしか出せないのはもどかしいところ。
車にやすやす抜かれるのは好ましくありません。
やはり、軌道法の特認を受けて当初から企図している専用軌道70km/h・併用軌道50km/hへの最高速度引き上げを早く実現し、昔ながらの路面電車との違いを示し付けて欲しいところです。

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車内が空いてから、後ろの運転席回りを撮影してみました。
昔の路面電車だと、ともすれば立ちっぱなしでの運転を強いられ、労働環境もイメージも良くないですが、
いかにもコックピットという感じで、見てくれも労働環境も大きく改善されたのではないかと思います。

さて、電車は終点の芳賀・高根沢工業団地電停に到着しました。
東口からだと40分以上の乗車です。

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お客がいなくなったのを見計らって、客室を撮ってみました。
黒基調でアクセントに黄色を使っていますが、窓が大きいこともあり思ったより明るいです。
座席の座り心地も、最近のJRの一部車両と比べると意外に良いです。

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電停の前には、巨大なHONDAの事業所があります。
出張客らしき3人が構内へと消えていきました。
ライトレール開業前に運行されていた東口とを結ぶバスは廃止されましたが、
事業所間を巡回するバスが今も定時定路線運行されているようです。
ライトレールを支えるのは、通勤や出張など、こういう大企業の事業所関係者だったりします。
巨大な立体駐車場がありますが、みんなマイカーを使ったら大変なことになります。

時間が押してきたので、折り返し14時16分発の電車に乗ることにしました。

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IC・一日乗車券の信用乗車方式が絶大な威力を発揮していることを実感しましたが、
実は現金精算の場合も、整理券は電停で乗車前に取って手近なドアから乗る方式のようです。
極力乗降場所を集中させないようにしてスピーディーな乗降を促しているのが見て取れました。
(なお当方今回は一日乗車券利用でした)

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各電停には、その場所にちなんだイラストが掲出されています。
芳賀・高根沢工業団地ではHONDAでしょうか、テストコースらしきものも描かれていますね。

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乗車案内や時刻表など必要な情報も、細かいところまでトータルでデザインされているためか、すっきりまとまっています。
路線図に鬼怒川が描かれているのはポイントが高いと思います。

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実は2015年に導入された自称BRT・新潟市の萬代橋ラインも同じデザイン事務所が入っているので、よく似た部分が多々見受けられるのですが。
電車にWi-Fiが整備されているのもポイントが高いです。
来るのが限られる萬代橋ラインの連接バスにも付いていたと思いますが、宇都宮は全部の電車ですからね。
そして製造は聖篭町の新潟トランシス。
海外大手メーカーのライセンス生産ではありますが、新潟製の車両が新しい時代の公共交通機関のイメージリーダー役を担っています。

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こちらはグリーンスタジアム前(キヤノン前)電停。
宇都宮駅周辺で多数フラッグが掲出されていた地元サッカーチーム・栃木SCのホームスタジアムが隣接しています。
昨シーズン、試合開催時には臨時電車などの対応も取られ、大いに役立ったようです。
他にも、駅東公園前はバスケの宇都宮ブレックスのホームアリーナ(ブレックスアリーナ)の最寄りで、しかもこちらは新Bリーグ構想の絡みもあり隣接地に新アリーナができる予定とのこと。
沿線にプロスポーツの競技場が2つもあるのはポイントが高いです。
しかもそれなりに強いのであれば、集客が期待できます。
(家計調査でスポーツ観戦にかける支出が一番多いのが宇都宮市という話があるくらいですし。有難いことに宇都宮ブレックスはリーグ屈指の強豪です)

本当は2〜3電停途中下車したかったのですが、時間が押してしまい。今回は往路に気になった清原地区市民センター前電停のトランジットセンターを見学するに留めました。

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電停に隣接してバス停やタクシー、一般車乗降場やパーク&ライド用駐車場が整備され、
電停とは平面移動で乗り換えられます。
欲を言えばもう少し移動距離が短く、屋根にも切れ目がない方が望ましいのですが、
こういう風に乗り換えの負担が少ない設備が当たり前になってほしいです。

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それにしても長い名前の電停が多いですね。

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トランジットセンターからバスが出発していきました。
JRバス関東の路線で、以前は市内中心部からあちこちへ延びていたのを、朝夕の一部を除いて電車に集約し、その分郊外側のバス路線充実に余裕を振り向けるという考えは、新潟の新バスシステムでもありましたね。
ICカード利用時は乗り継ぎ割引みたいなのがあるらしいです。
周辺を巡回する路線の他、真岡鉄道の市塙駅や茂木駅への路線もあるみたいで、
市塙駅まで烏山線烏山駅への那須烏山市営バスが来ているので、そちらとの乗り継ぎも楽しめるかと思います。
(なお、関東自動車が運行している宇都宮〜益子、真岡線は、ルートが被らないので従来通り運行されています。
2016年に益子から宇都宮駅まで乗りました)

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宇都宮駅東口に戻ってきました。

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今回使った一日乗車券の宣伝が、東口への自由通路にありました。

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この宇都宮ライトレール、JRの線路を跨いで西口へ出て、さらに西へと延伸する計画がすでに進み始めています。
二荒山神社の前を電車が走る未来予想図が描かれています。
一部「市民団体」が反対しているようですが、未来への投資というのが具現化される中で市長選に80代の候補者を擁立するようなグダグダを晒し、推進派市長が圧勝する結果になりましたので、JRとの兼ね合いさえクリアすれば進められると思います。

その後、折角マイミクさんに紹介されたので、西口トナリエ3階にある『交通未来都市うつのみやオープンスクエア』を訪問してきました。
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西側延伸を応援するボードが出ていたので、私も一筆認めてきました。
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西側へ延伸する際は、JRの新幹線を潜って在来線を跨ぎ、西口のペデストリアンデッキ(液などの2階に直結している上空通路)に電停を併設するようですね。
これならJRとの乗り換えも、バスとの乗り換えもかなり便利になります。
富山、広島に続いての大掛かりな改善になりますね。

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駅西口からさらに延伸する際、経路となる大通りは車線数を減らして、どうもトランジットモールみたいなものの導入まで企図している模様です。
現在大量に大通りを走っているバスも、電車延伸の際には集約化やトランジットモールでの乗り換えになるようです。

で、ここがポイントが高いのが、市民や来訪者にこういう情報や将来像をPRする場を、スタッフを配置して常設していること。
新潟ではこういうことはイベント時以外なかったと思います。
市民向け説明会もあったようですが、「市民団体」の見知った方々が示威(自慰?)行動する場所になってしまい、質疑応答がグダグダになったと聞いています。
色々パンフレット類も配布されていますが、宇都宮のように道路空間を潰して路面電車に関係する交通ルール(一応免許を取る時に習うはずですが、走っていない地域の方は知らないと思います)が導入されるというドラスティックな変化がなく、PRも不十分なままで終わったまま。
乗り継ぎターミナルになるイオン新潟青山店が作った折込チラシが一番分かりやすかったという「笑い話」まである程です。
その結末が、現在のバス運転手不足による減便や廃止の嵐。
いずれこのままでは、新潟のバス交通は破綻するでしょう。

ひとつ思うのは、あれだけ新バスシステムの際騒いでいた「市民団体」の皆さんは一体何しているのですか?ということ。
今こそ出番じゃないのですかね。
単に「税金の無駄」というだけで騒ぐネタが欲しかったのですか??
当時「新潟はBRT、宇都宮はLRT。税金の無駄を止めさせて」と騒いでいた連中は、今の宇都宮の状況や新潟のバス交通の惨状を見てどう考えているのでしょうか。
まさか鬼籍に入られた後、その後を継ぐ人がいないなんてことはないですよねえ??

宇都宮の現市長は、2030年頃にはライトレールの西側延伸を実現させる気なのだそうです。
今回かなり時間が押して見られた場所が限られましたが、それでもライトレール導入による街や公共交通の革新が進んでいる一端を難じられました。
バスだってICカード導入に一般的な中(後ろ)乗り前降り方式への変更、関東自動車への経営統合に赤い新塗装のバス、さらには電気バスの大量導入計画(すでに大型の電気バスが街を走っています)など、どんどん革新が進んでいますし。

そんなこんなで、今回は宿泊地の下館へ向かうところ、東北本線(宇都宮線)の電車を1本遅らせることにしました。
まあ、小山駅での水戸線接続は同じ電車なのですが。
その話はまた今度の休みにでもします。
大変長くなりましたが、今日はこの辺で。
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