1982年に発表された
イギリスの作家、レイモンド・ブリッグズの作品。
定年退職して年金生活を送っている老夫婦が
主人公にして唯一の登場人物(電話では息子も出てくる)。
ある日、ラジオからの戦争が起こることを知り
イギリス政府が刊行した手引書 、
"Protect and Survive" (『防護と生存』)を参考にしながら
家にシェルターを作る夫のジム。
しかし突然、3分後に核ミサイルが飛来すると告げられた
ジムとヒルダの夫婦は、命からがらシェルターに逃げ込むも
周囲はは吹き飛ばされてしまい
水も電気も使えなくなってしまう。
それでも、そのうち政府が助けにやってくるさと
ヒルダを元気づけるジムだったが…
なんだろう、ずっとのんびりとした会話が続くせいか
悲惨さが表立ってはいないのだけれど
それらすべてが皮肉のように
平和ボケした身に突きつけられているかのよう。
そして爆弾が落とされたことを理解していながらも
テレビやラジオはつかず
新聞が配達されないこと不思議に思う夫婦は
無意識に現実逃避をしてるのかもしれないが
身体は正直でやがて弱ってゆく。
彼らは何のためにシェルターを作っていたのだろう。
彼らは何を信じていたのだろう。
そんなアニメーションを
昨夜、寝る前に観ていた。
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