■<大人のジブリ>『火垂るの墓』親になって気づいた、親戚に気を遣って生きていくことの残酷さ
(ママスタセレクト - 08月15日 10:30)
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そういうロジックで映画が見られるのは本当にダメだと思う。あの戦争を見る時に子供が苦難の道を歩んでしまうのは誰のせいだ?大人のせいだろう。当時の大人が悪い!
そもそも太平洋戦争も日中戦争にしても泥沼化することは分かっていた戦争だ。そうなのだとしたら方針転換こそが、政治の正しい判断だ。ところが一部の国民、軍の強硬派や右翼の言動に押されて、日本人は戦争しても勝てないと分かっていて行った。
それは軍部の暴走とかではなくもっと低次元の話で、予算獲得のための戦線拡大とか権益を守るための癒着とか、国民はもっと愚かで、マスコミの言うことに踊らされ勝手に勝てる気になっていて無責任にも戦争継続、対米戦争要求、軍もそういう国民の声に押された部分もあって陸軍も海軍も「お前らの方から戦争は勝てないからやらない方が良いと言え」みたいな話でズルズル時間を無駄にし、結局、戦争せざるを得ない事態になってしまったというのが本当のところだ。そういう当時の「大人の無責任」がこの戦争を生んだのであって誰も悪くないはずがない。
この話で出てくる子供たちは鬼畜米英などとは言っていないが、当時の子供は竹やりで米兵を殺す訓練を受けさせられていた。人を殺す道具を持って向かってくる子供をアメリカ兵に撃つなと言えるか?
つまりこの時代の日本人は一億総特攻の言葉にあるように国民全員が兵隊であると宣言していたわけだ。子供はそのとばっちりを受けた被害者だ。そんなことをさせたのは当時の大人だ。一億総特攻で戦って全員死ぬというのだから原爆落とされても仕方が無いし、絨毯爆撃でやられても文句は言えない。その証拠にいろいろな諜報活動でアメリカが日本に対して導き出した結論は「日本に民間人はいない」だった。それはアメリカが勝手にそう思ったのではなく「一億総特攻」という言葉がそうさせたのだ・それを言ったのは当時の大人だ。
ところがその当時の大人が口をそろえて言うのが「ああいう時代だったから」で片づける。ダメなら反対すべきだし、長いものに巻かれるべきでない。巻かれて、知らぬふりをした結果が火垂るの墓の結果だ。
だから、今後起こる戦争も、それだけでなく今、問われているいろいろな問題も今の大人の対応によっては今後の子供の世代に大きな代償を払わすことになるということに気が付くべきだ。国債の問題、年金の問題、ニーサのこと、災害のことすべてが、今の大人の振舞で子供の行く末をさゆうするということだ。この映画で問われているのはそこだ。だから誰も悪くないのではなく、今を生きる大人が真剣に物事を考えて判断しているかどうかが問われている。選挙に行って有効票を投じる。デモが無理なら最低でもそれは絶対にやらなければならない大人としての責任だろう。
今から何十年か経ってその時の子供たちから
「どうして日本はこんな国になってしまったの?」と問われたときに「そういう時代だっから」と答えるのではなく「私たちがしかりしていなかったからだ、すまない」というのが正しい判断だ。しかし、そうではなく、本当はそうではなくそうならないように今の大人が真剣に判断しないといけない話なのだと思う。
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