■力士がコロナ陽性でも、相撲協会が5月場所を簡単にはあきらめない理由
(週刊女性PRIME - 04月10日 20:30)
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大相撲九月場所十一日目、一敗で賜杯レースの単独トップに立つ東前頭十五枚目の熱海富士が自身初の役力士との対戦となった小結翔猿を豪快な上手投げに退け二桁に乗せ、二敗で追走していた東前頭七枚目の高安が関脇大栄翔の押し出しに屈して三敗に後退、十一日目にして星2つの差を付ける展開となりました。
この一番、立ち合い熱海富士は右四つに組んで右差し狙いの翔猿の動きを封じ、左上手を引いて前に出て、左からの強烈な上手投げを決め、勝負あり。新入幕の昨年に十一月場所では僅か4勝に終わって撥ね返された熱海富士ですが、十両で先々場所13番、先場所11番(十両優勝)で力を蓄えて臨んだ帰り入幕の場所で、見違えるような強さを発揮している印象があります。初めての幕内後半、三役戦で小結翔猿と対戦した。八角理事長(第61代横綱北勝海)は星2つ差を付けた熱海富士について「期待も何も、行っちゃうような感じがする。明日勝てば乗っていく。追うのがいない。」とし、後を追う力士について「11番勝つのがやっとだろう」と、熱海富士の帰り入幕優勝の可能性が高まったことをコメントしていました。その上で、「努力している人には、こういういいことがある。いい流れを自分で作っている。何歳? 21歳? いいね。熱海富士の活躍で『俺も』となる」と、「熱海富士効果」の波及にも期待を示しました。
一方、敗れた翔猿の立場で考えれば、まだ勝ち越したことのない「小結」の番付にあって、賜杯レースで快進撃の気鋭の若手力士に対して「受けて立つ」一番はやり難かったのではと思われ、立ち合いから主導権を握れなかったことで“それ”が出たのかもしれません。
熱海富士は、明日は幕内優勝を経験した関脇大栄翔との対戦が組まれましたが、強さを維持できるか、期待も大きくなるでしょう。
その他。賜杯レースを星1つ差で追走する高安は大栄翔の押し出しに屈して三敗に後退。三大関は、霧島が関脇琴ノ若を寄り切り、豊昇龍が隆の勝を33秒かけて小手投げ、貴景勝は関脇若元春を押し倒しに仕留め、給金直しで角番脱出を果たしました。
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