これも政治家には送った提案だった。
「避難場所や仮設住宅の設置は城址を使うべき」
昔の城は砦も含めるとコンビニよりも多いくらい存在するらしい。
それは戦いの拠点でもあったが、同時に軍事的な要衝のため災害に遭わず、兵隊を入れておくための空間を取っている施設として良く作られている。山城などは標高が高いところにあるからモノによっては山頂に広い空間を取っているところもある。山城の場合、石垣などが残っているところは櫓などを復元してその中に医療施設や備蓄倉庫を作って災害時の避難場所にする。もともと人が集まるように作られている施設だから兵糧や住居を入れたり住んだりするスペースは設けてあるところだから避難にもうってつけの場所になる。
高い位置は津波に遭わない、揺れはともかくここも道路が通れない時はヘリで物資を入れたり医者を入れたりできる。場所は特定されているから迷うことは無い。山の上ならヘリからでもよく分かるだろうし。
さっき言ったように櫓は診療所や医者の住居に使ってもらってもっと施設が作れるところは避難者の住居にもする。建物は平時に景観を損ねないよう見た目は城や櫓の形状で作る。
特に威力を発揮するのは二の丸、三の丸を要するような巨大な城は仮設住宅の設置にはもってこいだ。観光への影響が心配なら古風な塀のようなパーテーションを作っておけばいい。何であの広大な郭は魅力的だ。新しく作る仮設住宅は土地から起こすような新設地だと分かりにくいということもあるが、城址なら昔からあるので迷うことは無い。
災害時自分たちが非難する城址なら住民の清掃活動などもやってくれそうだ。むしろそこにテントを持ち込んで模擬避難生活をしてもらうのも手だろう。どうせそこで一時的に生活する時が来るのなら予行演習をやるということもアリだ。音頭は各自治体や自治会がやる。無論、遺跡なので形状の変更は史実に沿ったものでなければならない。
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