昨日是枝裕和の新作、ベイビーブローカー観てきたわ。是枝映画の中で一番好きかも。でさ、日本語の予告編貼ろうとして、今まで映画館で観てた北米予告編と全然違うことに愕然
日本語
北米英語版
北米の方では、現行犯で捕まえようと追跡する刑事が全然でてこないじゃない?なので、アタシは予備知識全然なしに、そういう伏線はないものだと思って観に行ったのよね。なので、その伏線にホゥ、と思ったり。いつものように、血のつながらない4人+新生児が「家族」として生活+ロードトリップする是枝映画のテーマである「家族とはなにか?」って映画だと思ってたのよ。
で、どちらの予告編にも出てこない赤ん坊を取り返そうとするヤクザのボスの奥さんというのにもちょっとビックリ。
是枝映画お馴染み、登場人物のバックグラウンドが会話のなかでチョロッとわかるシーンの連続で。それを逃すとストーリーを追うのに問題はないけど、ちょっと面白味が欠ける、ってのがミソよね。ソンガンホの演じる主人公、ギャンブルの借金があるのはわかるので、きっと離婚もそれでされたのよね?とお察ししてしまったわ。で、どんでん返し、というほどでもないけど思ってもいない結末で、それもよかったわ。
こないだ観たLiving・生きるの予告編でも北米版では主人公が余命半年と宣告された癌患者というのは全然でてこないし、映画の中ではほんの横にそれたプロットでしかない役所行かずに海辺の街でハメをはずす日の場面が多くを占めてるので、この予告編だけみると、パーティーしてハッピーになるジジィの話に見える。もしや死期を知ったうだつの上がらない公務員が子供達のために最後に公園を作る話じゃないの?あのブランコにのるシーンはないの?と思ったら日本語の予告編ではそこが前面に押し出されてるし。なんか北米予告編ってストーリーの本題を隠してる?って思ったわ。まぁ、アメリカ人は死を受け入れるのが難しいひとがいるので(たまごっちもそれが子供のトラウマになると死なないでエンジェルになるお話に変えられたし)、死を前面に出さない予告編なのかしらね?しかも黒澤の生きるを知ってる人間なんて全米5人もいるか?って感じじゃねーの?とかまで思うし。ドンパチで殺される、爆破で大量に人が死ぬのは大好きなのに、癌で老人が静かに亡くなるのは受け入れがたい、って国民性、ホント、バッカじゃねーの、としか思わないけど。
日本版
北米版
まぁ、とにかく、いい映画だったわ。今年ことはアカデミー賞取ってほしいわね、是枝監督。ソンガンホも主演男優賞とらないかしらね?まLivingのビル・ネイとWhaleのブランドン・フレーザーが最有力候補みたいだけど。
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