■「大学全入時代」突入か 河合塾予想、今冬の入試から 浪人さらに減
(朝日新聞デジタル - 10月31日 14:07)
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「大学全入時代」を何か嘆かわしく悪いことであるかのように批判する意見が多いですが、
昔なら高等教育の恩恵を受けられなかった若者も最高学府で学ぶ機会が獲得できたわけですから、むしろ良いことだと思います。
少し前、2019年に英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が、2019年版の世界大学ランキングを発表しました。
18年版に比べ、東京大学が46位から42位へ、京都大学が74位から65位へと順位を上げたことが注目されましたが、日本からランクイン(1000位以内)した大学数が14大学増の103校となり、国別で英国を抜いて米国に次ぐ世界第2位になっています。
複数の機関が行っている世界大学ランキングのうち、国際的に最も評価が高いのがTHEです。教育力、研究力、研究の影響力、国際性、産業界からの収入といった評価指標を設定して、ランク付けを行っています。
かつては東大がアジアの中でトップでしたが、近年では北京大学(31位)や香港大学(36位)など、台頭する新興国の大学に追い抜かれたままです。トップ100に入っているのも、依然として京大を加えた2大学だけです。
しかし、THEのフィル・ベイティ編集長は日本が国別2位に浮上したことについて「日本は長期的な下落の後、主要大学と有望な新規参入大学、両方の堅実な改善によって強固な結果を残した」と評価しています。
そもそもTHEには、世界中の大学の5%ほどしかエントリーできません。成り立ちや文化・制度の違う世界中の大学を比較するには、研究面で世界から評価されることが不可欠です。実はランクインするだけでも、大変なことなのです。そうした中で、帝京大学(401−500位)が国内同率7位、日本医科大学と立教大学(601−800位)が同14位など、初ランクイン組の健闘も目立ちます。
日本は世界一翻訳の普及した翻訳先進国ですが、あらゆる学問が日本語で研究できる大学の層が厚いことは、日本の強みとも言えます。そうした強みを損なうことなく、さらにグローバル展開を図っていくことを考えた場合、未来を担う若者の大学全入というのはむしろ良いことであると言えるでしょう。
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