たぶん動物の本能だと考えられているのが「母性本能」。では、人間はこの本能を失ってしまったのだろうか?
私って“母性”が弱い? 「ママならあって当たり前」に苦しむ若年子育て世代の本音
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■1/5は子育てを見たことがない
現在の出世率は約1.4人。およそ20%の子供は一人っ子で、
親が下の子の育児をいている姿を見ていません。
これ、誰からも教わりませんが、後に重要な要素になりそうです。
■本能では無い
実は本能だと思っていたことが、実は後から学習したもの。
というケースは意外と多い。
生まれ持っているならば、学習していない赤ちゃんでも
何かの行動を起こすものは本能の可能性がある。
このあたり、いくつか赤ちゃんを使って、高所(生存)や
正義・悪(倫理)といった実験は行われていて、
本能らしきものは確認しています。
では母性は? となると、赤ちゃんは、ほぼ母性は無いのではないだろうか。
女の子が遊びで人形をおんぶしたり、だっこしたり、ミルクを与えたりするのは
母性と言うより、母親の子育ての姿を見て学習したと考えられる。
でも男の子は、ほとんどやらない。むしろ興味は冒険のほうに向いている。
本能かどうかは分からないが、学習の方向が違っていて、
母のようになりたい、父のようになりたい
という目的を持った学習行動の結果ではないだろうか。
つまりは、大人になって面接の時に「尊敬している人物は」と
質問されて「両親です」と自信を持って答えられるなら、
十分な愛情を持って育てられているはず。同時に学習もしていたのだ。
しかし、「親のような人間にはなりたくない」と育った場合は
どうだろうか。または、父、母の片方を嫌っているような家庭だったり。
反面教師になっていれば、いいのだが、それも自己学習だ。
■子育ては、その子に一度しか無い貴重な体験
たぶん、最初に困るのが、生まれた瞬間から赤ちゃんに
合わせる生活に変えなければならないこと。
そして、なぜ泣いているのか分からない。
しかし、学習していくと、赤ちゃんの泣き声で
「お腹が空いた」「眠い」「オムツ交換して」などが、
分かってきます。これ、育てている親子でないと分かりません。
父親も分からないです。
赤ちゃんとコミュニケーションが取れないと思っていても、
赤ちゃんなりの方法でコミュニケーションを
取ろうとしているのです。これに気付けないと苦痛になってきます。
一方的な自分の都合ですから。
よく赤ちゃんを観察していないと、分からないことも多いです。
初めて寝返りした、ハイハイした、ひとり立ちした、
そして「おかあさん」としゃべった。
その現場に立ち会えるのは母親の特権です。
■ジェンダー?
残念ながら、人間は縄文時代からほとんど進化などしておらず、
食べ物と栄養、医療などが変わった位で、人間そのものは
変わっていません。
赤ちゃんの泣き声で「乳が張るという」という男性は
いないです。出ませんし。
それぞれに得意な適正があるので、何でもかんでも
平等に、なんてのは不可能です。
今の世代では限界がありますが、次の世代で、
身体的な改造も含めて平等になれば、可能かも知れませんが、
子供は親が育てるのではなく、工場のようなところで生産される存在
になっているかも知れません。
■最後に怖い実話
ローマ帝国の皇帝フリードリッヒ二世(1194〜1250)は、
人類の言語の起源を確かめたいと思い、生まれたばかりの
赤ちゃんを集め、保母や看護婦に養育させることにしました。
そのとき、赤ちゃんに話しかけたり、あやしたりしては
絶対にいけないと厳命し、入浴や食事など生命維持に
必要なことは許しましたが、人間的接触を禁じました。
しかし、この実験の結果は出ませんでした。
実験に使われた赤ちゃんたちが、大きくならないうちに
全員死んでしまったのです。
分かったことは、愛情や人間的出会いがないと、
人間は生きることができない、という結果になったのです。
■まとめ
・母性は本能ではなく、学習経験。
・親としての学習経験が無いと苦痛。
・子供を育てる目的は何か、目指している家庭とは何かを考える。
日本消滅の危機が近づいていると囁かれる今、
すでに崩壊が始まっているのは、家庭なのかもしれません。
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