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2021年11月27日21:51

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見事な新横綱からのV2の照ノ富士だが、あと一歩及ばなかった阿炎の健闘も大いに讃えよう。

■照ノ富士が2場所連続6度目の優勝 阿炎を退ける 大相撲九州場所
(朝日新聞デジタル - 11月27日 18:04)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6756143
大相撲十一月場所十四日目、全勝の横綱照ノ富士が一敗の西前頭15枚目の阿炎を押し倒しに仕留めて通算6回目、横綱としては新横綱から二場所連続(第48代横綱大鵬以来59年ぶり)となる優勝を決めました。初日からの連勝を14に伸ばし、明日の千秋楽の大関貴景勝戦で自身初の全勝優勝に挑戦します。既に年間最多勝を決めている照ノ富士ですが、年間4回目の優勝は平成26年の第69代横綱白鵬(現:間垣親方)が年間5回の優勝を達成して以来で、千秋楽以前の段階での優勝は初めてとのこと。
さて、今日と言うより今場所最大の注目の一番は、立ち合い両手で当たった阿炎の突き押しを横綱が呼び込むように受け、向正面土俵際に押し込まれる苦しい展開で、一瞬阿炎の突き押しに「万事休す」かのように見えましたが、ここで横綱が左足を徳俵に残して堪え、阿炎の出足を止めて崩して仰向けにさせ、勝負あり。押し倒しの決まり手で快進撃を続けた阿炎を退け、横綱の矜持を示した一番となりました。幕内では初顔合わせだった元小結について「運動神経の良さ、そういうのは昔からありますから」と研究に余念がなく、勢いを止めるには少しでも自分の体を伸ばすことが必要と意識していたようで、「そういうのは見て頭に入れておく。そのときの体と脳の感覚で取れている」とも語り、土俵際の逆転も“作戦通り”だったのだとか。
その一番を、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)は「最後(阿炎が)引いてしまったな」と指摘、「でも、いい相撲だった」と両者の健闘を讃えるコメントを残しており、照ノ富士の優勝については「立派ですよ、本当に。堂々と受けて横綱相撲。慌てなかった」と称賛し、さらに「初めて今日、危ない相撲だったが、堂々としていた。一人横綱で大変なところ、よくやったと思う」とコメントしていました。
一方、惜しくも善戦に終わった阿炎は「横綱に胸を借りるつもりでいった」「横綱には自分の弱さを気づかせてもらった。もっと厳しくいきたい」とコメント。両手突きから喉輪攻めで横綱を土俵際まで追い込みながら、残されて抱え込まれて、仰向けにされて押し倒しに屈したものの、昨日までの12個の白星で見せた突き押しの強さと速攻の相撲を見せ付けたような今日の一番を振り返っていました。協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反による出場停止の期間中、ひたすら四股を踏み筋力トレーニングも取り入れ、体の土台を作り直し、阿炎は自身の相撲を大きく進化させて幕内の土俵に戻って来ましたが、明日の千秋楽では10番に乗せた西前頭2枚目の隆の勝相手に、今場所の土俵の集大成を見せることになるようです。千秋楽の取組は打ち出しの後に編成されますが、阿炎が勝っていれば大関正代あたりと対戦する可能性もあったかもしれませんが、隆の勝を当てたことで(特に隆の勝に)三賞のどれかを賭ける対戦とする意図が感じられるところ。その三賞が千秋楽に発表されますが、阿炎がどのような賞を受賞するのか、注目したいと思います。
その他。関脇御嶽海は合い口の良い玉鷲を叩き込みに退け二桁に乗せ、取り敢えずは「大関昇進トライアルの起点」とし、先場所対戦の無かった貴景勝と正代の大関同士の一番は貴景勝が突き出しで仕留めて12番に乗せました。
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