最近、AFIでLuis Garcia Berlangaというスペインの監督の生誕100年記念ということで、この人の映画をいろいろみたんだけど。ま、全てがあんまりうまくExecuteされていないB級・C級映画なんだけど、フランコ政権下の生活はどうだったのか?というのを垣間見えるんじゃないか?と思って幾つか観たのよね。
で、目についたのが50年代、60年代のスペインの貧しさ。ボロ家に住んで、電話もすべての家に普及しているというわけではなくって、って感じ。それを思うと日本もそうだったし、イタリアもそうだったわよね。フランスだって50年代の映画を観るにそんなに裕福そうじゃない。
それを考えたら、50年代のアメリカの豊かさ、ってのは凄いわね、って思った。イギリスのオネエ作家、クエンティン・クリスプが30年代にアメリカにやって来て、「来る前に皆に『映画みたいなのよ』って言われてたけど、来てみたら、本当に映画の中みたいだった」って言ったのがセルロイドクローゼットの中であったけど、ホント、あれが一般の生活なんだからビックリするわよね。
比べてみると、イタリアは「道」(1954)、日本は「警察日記」(1955)、スペインはBerlingaのCalabuch(1956)、アメリカは「理由なき反抗」(1955)、どうよ?
こんなに圧倒的に豊だったのが、70年代にはヨーロッパに追いつかれて、健康保険はないわ、休暇は少ないわ、犯罪は多いわ、でホントに糞みたいな国になっちゃったのよね。過去の栄光にしがみつきたい年寄りたちがいるのがわかるわ。
ログインしてコメントを確認・投稿する