自分にとっての秋葉原は、変わりゆくことを嘆く段階をとうに過ぎ、昔はああだったよねと、懐古する対象になって久しい…。これは、私だけの症状ではないらしく、その手の懐古情報をネット上でも見かけることがある。
そんな情報のひとつから、あれから十年経ったことを知る。
ラジ館に人工衛星が現れた日。
当時の写真が多数掲載されたサイト
https://www.flickr.com/photos/photoakiba/sets/72157633278063117
シュタゲがアニメ化され、最終回を迎えたしばらく後、ラジ館に人工衛星が現れた。
当時のラジオ会館は、建て替え前の旧来のラジ館。
シュタゲのメジャー化と、その聖地たる旧ラジ館の邂逅はギリギリのタイミングだった。
以下、時系列を追って回想。
私がゲーム版シュタゲの余韻冷めやらぬ頃、ラジ館の解体決定が報じられた。
シュタゲアニメ化決定。
翌年春、シュタゲ放映開始、ほぼ同時に「ラジ館さよならセール」とテナント退去が進む。
8月12日 夏コミ開催
同日 ラジオ会館「大納涼祭」開始(物販、別れを惜しむ落書きスペース等)
8月14日 夏コミ閉幕、ラジ館大納涼祭も終了。翌日より解体工事が開始される。
この時期、放映中のアニメも物語の佳境にあり、作中の時系列においても8月中旬はまさに天王山であり、リアル、アニメ放映、作中時期がクロスオーバーした瞬間であり、一般人がラジ館各階に立ち入れる最後の機会でもあった。
私自身はこれより早く、6月のうちに別れを済ませたので不参加。
儀式化されたラストランより、当たり前にそこにあった「いつものラジ館」こそを惜しむのだから。
とはいえ、そのころにはテナント退去も進み、だいぶ閑散としていたのだけど…。
9月末 アニメ・シュタゲ最終回
10月末 ラジオ会館外壁に「人工衛星」設置。三日間のみ。
これが正真正銘、旧ラジ館最後のイベントとなった。以降解体工事が加速。
12月、冬コミ開催
アニメ化による高まりを受け、シュタゲ本が多く出展されるも、すでに聖地たるラジオ会館は解体工事中であり、アニメから入った遠方のシュタゲファンを落胆させた。
この一連の流れは、まるで崩落する橋を全力で駆け抜けるかのようだった。
これはラジオ会館に限ったことではなく、ゲームに出てくるのは昔の旧駅舎だが、アニメに描かれたのは改装が終わりきらない新駅舎だったり(他にもあるが割愛)
振り返れば「Steins;Gate」という作品は、変わりゆく趣都・秋葉原の最後の輝きだったと思う。
その後は、過ぎる時代を惜しむばかりであったが、得たものもあった。
新たなる同志(ワタシが勝手に同志認定しているだけなんだがw)
私がそれに気づくのはもうしばらく後のこととなる。
いま観ても神OP
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