気づけば薄暗い空間に自分はいた。
周囲にも人がいる。数メートルの間隔をもって方眼紙のように並んでいた。
ほとんどが知らない顔だが、見知った顔も混じっている。声をかけようとするが、金縛りのように身じろぎひとつできず、声も出ない――。唐突に、空間全体に声が響く。
曰く、これは集団異世界転移であると。
選別はSNSからランダムに選ばれた一人の友人の友人まで。
どうやら自分はその網に引っかかったらしい。
さらに曰く、各自には本人の特性に由来したスキルが与えられる。
スキルは強度に応じて、レベル1〜5まで。
レベル5はかなり希少で、この集団の中でもごく少数しかいないとのこと。なるほどね。
剣道の達人がいれば剣術レベル5が与えられるとか、そんな理解でいいのだろう。
ステータスと念じればそれが判るらしい。どれどれ…
便秘知らず LV5
なんじゃこれはぁぁぁぁぁ!
まてまて。なにこれ、どういうことなの? スキルなのこれ?
いや、ほんと確かに生まれてこの方、便秘とは無縁だったけどさ。これはないだろ。
説明をみると、便秘しないだけで、悪いものを食べれば食アタリはするし、ひどけりゃ普通に死ぬらしい。使えねぇぇぇぇ。しかも無駄にLV5なあたりがなんとも…、せめて毒無効とか、病気耐性とか、他にあるだろ。どーすんのこれぇぇぇぇ
という夢を見た。続かないw
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