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2021年09月27日15:08

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とうとう「その日」が来たのか、だが、やはり十一月場所を待たずにと言うのは……。

■横綱・白鵬が引退の意向 優勝45度、横綱通算900勝前に決断
(朝日新聞デジタル - 09月27日 09:49)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6681484
「第69代横綱白鵬、引退の意向!」ですか。今朝、九月場所の15日間が終わってすぐと言うタイミングでスポーツ報知
https://hochi.news/articles/20210926-OHT1T51273.html?page=1
からスクープの形で飛び込んで来た時、真っ先に、とうとう「その日」が来たかと感じたのと同時に、なんでまた、千秋楽の翌朝と言う九月場所の熱戦の記憶が覚め遣らぬ時期、それも、自身全休の場所の直後に発表するのかと、まず感じました。この九月場所は、白鵬の所属する宮城野部屋では新十両の北青鵬と幕下以下の力士が場所前にCOVID-19こと新型コロナウイルスの陽性反応が出て、部屋全力士が場所を全休する処置が取られたため、場所の全休は仕方のないことだと理解していましたが、症状の軽い人を中心なのか部屋での稽古はあったようで、白鵬も参加していたと聞きます。
その中で、今年の三月場所の途中休場の原因になった右膝の状況が好転せず、「15日間皆勤での出場に耐えられる状況ではなくなった」と判断、引退決断と言う次第のようですが、「進退を賭けて臨んだ」七月場所でのV45を、当時大関の照ノ富士との千秋楽全勝対決で決めたのも記憶に深い中、次なる十一月場所が東西番付に二横綱が揃い、照ノ富士と賜杯レースを演じ、照ノ富士が白鵬を制して七月場所に果たせなかった「白鵬の居る賜杯レース」で賜杯を得る機会となるものと思っていましたが、七月場所の優勝インタビューで自ら「右膝がもうボロボロで、言うことを聞かなかった」と語ったとはいえ、休場中の場所中の稽古で「15日間皆勤での出場に耐えられる状況ではなくなった」と判断するとは、何ともやりきれない感じがしましたし、次の十一月場所に出て「これで本当に限界なんです」と、場所中に引退すると言うことはできなかったのかと感じましたね。
20年前の平成13年の三月場所で初土俵し、平成16年一月場所で新十両を果たし、十両を二場所で通過してその年の五月場所で新入幕。平成18年の三月場所後に昭和以降歴代4位となる21歳0カ月で大関に昇進し、平成19年の五月場所後に22歳2カ月の史上3位の年少記録で横綱に昇進した白鵬ですが、その初期は第68代横綱朝青龍との二横綱時代を築いて切磋琢磨を重ね、平成22年の一月場所限りで朝青龍が引退してからは一人横綱として各界を牽引、その年の三月場所から翌年の五月場所(技量審査場所)まで史上最多タイの7連覇を果たし、平成22年には史上2位タイとなる63連勝も記録した白鵬ですが、特に一人横綱となっていたこの時期、賭博や八百長などのスキャンダルが連発して大相撲への社会的な信用が失墜する事態となり、そのあおりで平成23年の三月場所が開催キャンセルとなる(その初日予定の前々日に東日本大震災が発生した)ほどでしたが、そうした中、唯一の横綱として孤軍奮闘し大相撲の信用回復の先頭に立ちながら土俵を務めた白鵬の姿が印象に深く、「最強横綱」としての白鵬も、こうした状況でその力を高めて来ました。
その白鵬も、近年は膝など各所に怪我が増え、休場する場所も目立ち、初日から出場する場所でも取組での負傷などでの途中休場も増え、特に平成29年九月場所後の秋巡業の最中の酒席で幕内貴ノ岩(当時)に対して白鵬が説教をしている最中、貴ノ岩のスマートフォンが鳴って操作しようとした際に第70代横綱日馬富士が注意し、貴ノ岩を殴った一件あたりを機に、その張り手やかち上げなどの多用や横柄で独善的とも見られた土俵態度で物議を醸すことがあり、白鵬を見る世間の眼もかなり厳しい視線に転じた印象があります。昨年の十一月場所後に横綱審議委員会が「引退勧告」に次ぐ重さの「注意」を決議したことでその視線はさらに厳しいものになり、白鵬の日本国籍取得後、大記録を多く残した所謂「大横綱」に与えられ、「現役時代に顕著な実績を残した力士(横綱)に対し、引退後に現役名の四股名で親方になることができるとされて来た「一代年寄」制度の存在について、この4月に日本相撲協会の第三者委員会「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が「根拠となる規定がなく、そもそも制度がなかった」との認識を示して事実上、白鵬にその権利を付与しないこととしたほどで、協会として、白鵬の横綱としての名誉を讃えることに否定的な姿勢を示すようになったと言えますね。
横綱としての通算勝利数が899に達し、「横綱としてこれで899勝。あと1勝で900勝なので、1勝目指して頑張っていきたい」と意欲を示していた矢先の引退決断であり、九月場所の覇者であり、既に今年の年間最多勝を決めた横綱照ノ富士にとっては、今場所休場の白鵬に勝つと言う“大きな宿題”、つまり、全勝同士の楽日決戦となった七月場所の白鵬戦で敗れた“リベンジを果たす”ことが期待されていましたが、その“大きな宿題”も“リベンジを果たす”こともできることなく、真に「一人横綱」としての土俵を迎える十一月場所となりました。
白鵬は、5月頃に年寄名跡を取得(一部で「間垣」と報じられる)、親方としての活動に入ると思いますが、横綱後半期こそ物議を醸す存在となったかもしれませんが、長い一人横綱の時期に誰よりも大相撲の現状を憂い、また危機感を持ち、誰よりも大相撲を愛する横綱であったことを記憶に留めたいと思います。お疲れ様でした。
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