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2021年09月16日21:04

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「今場所一番の攻め」で連勝の貴景勝で、二日続いての上位陣安泰。

■遊牧民出身の霧馬山 水くみ、乗馬で鍛えた体 自身初の4連勝発進
(朝日新聞デジタル - 09月16日 06:05)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6669255
大相撲九月場所五日目、ここまで初日から四連勝の新横綱照ノ富士は同じく勝ちっ放しの西前頭二枚目霧馬山を1分を超える長い相撲の末に寄り切りに退け、角番の大関貴景勝は埼玉栄高の後輩である西前頭三枚目の琴ノ若を押し出しで制し、大関正代も東前頭三枚目の若隆景を立ち合いから右かち上げで圧倒の押し出しで一蹴して初日黒星から四連勝、昨日に続いて上位陣安泰の一日となりました。
今日の照ノ富士ですが、相手はこの記事の主役で共に全勝の霧馬山。ここまで、長い相撲が続いている霧馬山ですが、立ち合い霧馬山に振りほどかれて左四つにされ、頭をつけられ半身の体勢となり、巻き変えられ両差しを許す展開となったものの、左を差して引き付けて、胸を合わせて寄り切りで勝負あり。相手の出方を伺っての落ち着いた攻めで冷静に対処、巨漢魁聖を引き落としに仕留めた東前頭十七枚目の千代の国と2人が全勝と言う展開になりました。
さて、昨日何とか初日を出した角番大関の貴景勝ですが、今日は初の大関戦で埼玉栄高校の1学年後輩にあたる西前頭三枚目の琴ノ若が相手。第53代横綱琴櫻(先代の佐渡ヶ嶽親方)を祖父に、その娘婿にあたる元関脇琴ノ若(佐渡ヶ嶽親方)を父に持つこの精鋭に対し、立ち合いから鋭い出足と低い当たりで押し上げ、左にややずれて立った琴ノ若を仰け反らせ、叩きを見せたところを逃さず攻め入り押し出しで制して勝負あり。初日から三日目まで本来の攻め方である立ち合いの激しいぶちかましができず黒星を重ね、先場所の途中休場の要因となった「頸椎椎間板ヘルニアによる神経根症」からの回復がまだ道半ばであることを印象付ける土俵が続いていて、特に三日目の逸ノ城戦では両手突きの立ち合いから不得意の四つ身と言う、貴景勝にとっては不本意であろう攻め方を余儀なくされるほどでした。
それが、昨日の四日目の豊昇龍戦を突き落としに仕留めたことが、ある意味“薬”となったのかもしれません。立ち合いで押し込めず、逆に相手に押し返されながらも左からの突き落としで初日を出した一番でしたが、二場所連続の途中休場→大関陥落(昇進後二度目)も現実味を帯びていた中、何であっても白星を得たことは大きかったようで、鋭い出足と低い当たりが戻ったことで、復調に向けて前に進んだのかもしれません。明日のベテラン玉鷲との対戦で、そのあたりがわかるのではと思います。
その他。まず、東前頭六枚目に番付を戻した宇良が、西前頭四枚目大栄翔を「送り吊り出し」と言う希少な決まり手で制して二勝目。大栄翔の突き押しの前に中に潜れなかった宇良ですが、大栄翔が体勢を崩したところを背中から抱きかかえるように豪快に吊って、反転して後ろ向きにさせて勝負あり。幕内では平成17年の十一月場所の第68代横綱朝青龍以来、16年ぶりとなりました。
次に、今日は幕内で休場者が二人発生する事態となりました。まず、東前頭二枚目の北勝富士が昨日の横綱照ノ富士戦で負傷し、「右膝内側側副靱帯損傷にて9月場所の休場を要する」との診断書を提出して今日から休場。対戦予定だった西前頭筆頭の隆の勝が不戦勝。さらに、十両の土俵入りのあたりの時間に東前頭筆頭の豊昇龍が「急性扁桃炎のため約2日の自宅療養を要する」との診断書を提出しての休場が発表され、対戦予定の小結高安が不戦勝で初日。芝田山広報部長(第62代横綱大乃国)によると38度ほどの発熱があったとのことで、国技館に足を運ぶも相撲診療所で検査を受けた結果が急性扁桃炎とのこと。新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査の結果は陰性だったとのことで、既に明日(六日目)取組を決めた後の休場発表となったため、割り返し(取組の作り直し)が行われる事態となりました。また、昨日40度の高熱を出して休場した西前頭十三枚目の剣翔が再出場、千代丸を寄り切りに退け白星。PCR検査を受け陰性で、昨日のNHKテレビ正面解説の芝田山広報部長がその可能性を指摘し、今日のNHKテレビ正面解説の尾車親方(元大関琴風)も同様に考えていたと言う右足の蜂窩織炎と判明。この日朝も「39度ありました」そうで、点滴を打ち解熱剤を飲んでの土俵でした。
さて、今日のNHKのテレビ向正面解説には今場所後に65歳の定年を迎える元小結大徹の湊川親方が久しぶりに登場、自身の土俵人生を振り返りながら解説に臨みました。大徹と言えば好角家で有名なデーモン閣下との関わりが深いことで知られ、引退相撲の断髪式では鋏を入れた一人でもありますが、デーモン閣下が長身で吊りを得意としていたこの人の真骨頂となった大乃国との一番を紹介、「お腹に乗せて吊る」と言う吊り技のセオリーを語っていました。宇良の送り吊り出しも同様に解説していましたが、65歳以降、5年間の再雇用制度で協会に残るようです。
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