2021年卒の新社会人「すでに退職を検討している」が50%、なぜ?
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今年(2021年・令和3年)卒業の新社会人を対象に、「日本労働調査組合(東京都足立区)」なる団体が実施した勤務意識に関するアンケートで、入社後に退職を検討したことがあるかを聞いたところ、「ある」と答えた人は50.6%、「ない」は49.4%と半数以上に達した、ですか。4月の首都圏などでの緊急事態宣言解除後に一度実施し、その際「退職を検討したことがある」は44.0%であり、1カ月で6.6ポイント増加したともしていますが、男女別での差は僅差としている一方、入社した会社で働き続ける懸念や不安についての質問では、1位が「人間関係」(22.0%)、2位に「給料が安い」(17.0%)、3位が「やりがい」(8.2%)だそうで、記事は「Z世代と呼称される新社会人の世代らしさ、自己肯定感を重要視していることを感じさせる結果となった」としていて、平成2桁世代の初めにあたる平成10年(1998年)生まれが23歳、つまり四年制大学の現役入学者の新卒の年齢となった今時の若者にとって、「やりがい」を重視する風潮が高まっている表れとしているとも言えるのでしょうね。
コロナ禍の最中の入社となった新社会人として、会社で働くことのメリットについての質問の1位が「自身の成長」(18.7%)(以下、2位「給料がいい」(12.4%)、3位「人間関係が良好」(11.5%))としていて、戦力として企業に、そして社会に貢献し、その中で自己を成長させていくことに重きを置く、となると、より自身を成長させていくために退職を考えると言うことになっていく。つまり、「第二新卒」なる考え方に走っていく風潮が起きる、と言うことがあるのでしょうかね。
第二新卒と言えば、新卒で就職したものの短期間(通常、1年未満〜3年間)のうちに転職を志す人々を指して呼ばれるようになった言葉で、昭和末期、所謂「バブル期」あたりから一部の求人媒体とかが言い始めた概念だと記憶します。動機は様々とは言え、企業にとっては「研修不要の即戦力」となる事を期待できない場合が多いとは言え、新卒時の勤務先で新入社員研修等を受けているので、社会人として必要なビジネスマナー等を身に付けており、若くて特定の企業文化の影響を強く受けていないため、新卒早期離職者の代替要員として捉えられることが多いとされますね。
新卒と比較してそれ以上のポテンシャルや能力が期待され、加えて、精神的な強さも注視されるのが「第二新卒」ですが、コロナ禍の最中の厳しい就職活動を経験していると言う“強み”はあるとは言え、この概念が作られた当時のそれとは変わっている面はあるでしょうし、「人間関係」や「給料の安さ」を転職を志す理由に挙げる向きが結構あることを考えると、あまりこの概念を重視しない方が良いのかもしれないとも思いますが……。
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