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2020年11月14日23:44

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最後の一番に「琴バウアー」、か……。

■元大関琴奨菊が引退へ 関取最年長36歳、西十両3枚目
(朝日新聞デジタル - 11月14日 10:58)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6306035
大相撲十一月場所七日目、大関貴景勝は西前頭三枚目隠岐の海に何もさせずに押し出しで一蹴、小結照ノ富士は西前頭筆頭若隆景に不用意に引いて呼び込み俵に足がかかりながら立て直し、左から若隆景の体を起こしての掬い投げで退け、それぞれ七連勝としましたが、全勝で並走していた東前頭十四枚目の帰り入幕千代の国が東前頭十三枚目の豊昇龍の渡し込みに屈して七日目にして土がつき、全勝の貴景勝と照ノ富士を一敗で宝富士、千代の国、志摩ノ海が追走する展開となりました。
さて、記事にあるように今日、西十両三枚目に番付を下げた琴奨菊が現役引退することを明らかにしたようで、先場所に左ふくらはぎを肉離れして途中休場し、今場所は15年ぶりと言う十両の番付に下がっての土俵となった琴奨菊ですが、先場所の負傷の影響が大きかったか精彩を欠く土俵だったようで、昨日の千代ノ皇戦も相手の左差しからの攻めに粘り腰なく寄り切りに屈して1勝5敗となり、"限界"を覚ったのかもしれません。今日の明瀬山戦には出ず(休場扱い)、協会に引退届を提出して理事会の承認を経て、かねてから取得していた名跡である年寄「秀ノ山」を襲名する運びとなるようです。
福岡県は柳川市の出身で、高知の明徳義塾中で中学横綱に輝き、明徳義塾高で団体など7つのタイトルを獲得し、平成14年の一月場所で初土俵、平成16年の七月場所で新十両、翌平成17年一月場所新入幕。左四つで姿勢を低くしたがぶり寄りを武器に幕内で活躍し、殊勲賞3回、技能賞4回の三賞を獲得して、平成23年九月場所後に大関昇進。部屋の兄弟子でもある先輩大関琴風(現:尾車親方)も武器とした低いがぶり寄りで大関に登り詰め、例年地元・福岡県で開催される十一月場所(九州場所)では引退した大関魁皇(現:浅香山親方)に代わって観客の万雷の声援を浴びる存在でしたが、怪我に泣かされた両膝や踵などに厚手のテーピングがされた姿が印象的で、在位中の角番は7回でした。
そして、土俵人生最大のハイライトとなったのが平成28年一月場所での優勝でした。31歳11カ月となっていましたが、それまで10年日本出身の力士が届くことのなかった賜杯ゲットであり、横綱白鵬との賜杯レースを制した14勝1敗の堂々の優勝でした。しかし、怪我との闘いは続き、翌平成29年三月場所で関脇に陥落。昨年の三月場所には11番勝つなど二桁白星の場所もあり、その間に3回金星を挙げましたが、怪我のために十両に陥落し、今場所は再起を図る土俵に。場所前には「勝てば上がるという世界。前を向いていく。ネガティブにとらえがちだけど、ポジティブなところがたくさんある」と現役続行へ意欲を見せてはいたようですが、思うような相撲が取れず、厳しい現実を受け入れることになったと言うことなのでしょう。最後の一番となった昨日の千代ノ皇戦では、仕切り時間いっぱいになった際に大きく背中を反らせる独特のパフォーマンスである「琴バウアー」を披露したそうですが、現役最年長になっていた琴奨菊としては、これが最後の土俵と決意した上だったのでしょうね。
幕内出場は1332回(歴代6位)、通算成績は112場所で828勝676敗41休(通算勝率.551)、幕内在位92場所で718勝621敗41休(幕内勝星は歴代6位)、大関32場所で256勝192敗32休(大関勝率.571)。長い間、お疲れ様でした。

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