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2020年11月05日11:58

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バガヴァッド・ギーター第2章58

★ギーター/2-58
(長谷川訳)
亀が自分の頭や四肢を甲羅に収めるように、人は感覚器官をそれらの対象から引き離せば、彼の叡智は揺るがない。
(田中訳)
亀が手足を甲羅に収めるように、眼耳鼻舌身(ごかん)の対象から自分の感覚を引き払うことのできる人は、完全智(プラジニヤー)に安定したと言える。

(長谷川解説)
亀は下等な生き物であり、その知恵もごく限られている。
しかし、彼は何かの危険を感じると、自分の手足を甲羅の中に引っ込める。人間には、亀に比べてはるかに多くの知恵がある。しかし、彼は概して感覚器官の快楽に溺れて、眼前に迫っている危険を察知できない。世界の多くの人々は、このような自分たちの苦しみの原因が、絶えず次から次に新しい快楽を要求して止むことのない、自分の心をにあることを知らない。感覚器官を愉しませることは、一時的には喜びを得るが、それらの喜びは、自身と一緒に失望と苦しみを連れてくる。

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