★ギーター/2-55
(長谷川訳)・・・何事にも執着せず、そして良きことも、悪しきことに出会おうとも、それらを喜びもしなければ、それらを憎しみもしない。そのような人の叡智は揺るがない。。
(田中訳)・・・・善を見て愛慕せず悪を見て嫌悪せず、好悪の感情を超えた人は、完全な知識(プラジニヤー)を得た人である。(プラジニヤーとは仏教でいう“般若の智慧”のこと)。
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(長谷川解説)
幸と不幸の、どちらかといえば、人は幸福のみ得ることを願い、不幸から逃れようとする。そのように、人は幸運と不運とでは、誰しも幸運を望む。しかし、我々の人生において、いつ我々の求めている幸運が得られるか、また、いつ不幸がそれ以上に襲ってくるかも分からない。ただ幸福だけを求め、不幸に遭遇すると、とたんに困惑し、狼狽している人には、人生においての進歩もなければ、心の平安を得ることもできない。全ての執着から、願望から、そして、喜びと悲しみを超越して、ひたすら自分の義務を果たしてこそ、人は揺るぎない叡智の境地に到達する。
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