★ギーター/2-13
(長谷川訳)
肉体に覆われた魂は、現世でこの肉体に於いて、子供時代、青年期、そして老年期を過ごして行く。そのようにして死後、魂は別の肉体に出会っていく。冷静な人(賢者)はこのことに囚われ惑わされない。
(田中訳)
肉体をまとった魂は、幼年、青壮年を過ごし老年に達し、捨身(しゃしん=インドでは死ぬことを捨身、すなわち肉体を捨てる、と言う)して直ぐ他の体に戻るが、自性を知る魂はこの変化を平然と見る。
(長谷川解説)
誕生の時から、我々の肉体は絶えず変化をし続けている。しかし、我々の魂には、どんな変化も起こらない。死後、魂は新しい住処を得る.そして、その新しい肉体も、誕生し、成長し、老いるという過程を、再びくり返すことになる。魂は誕生以前から存在し、死後もまた存在し、人生のあらゆる変転の中にあっても、魂は不変の性質を保ちつづける。
四方に変転する事象を平静に見守り、そして不動の心を保っている人こそ賢者と言える。賢者は死への恐れを持たない。何故なら、彼は自分の魂が再び新しい肉体に出会えることをしっているからである。
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