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2019年05月04日17:33

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菜根譚「最初に厳しく、しだいに緩める」



【原文】
恩は宜しく淡(たん)よりて濃(のう)なるべし。
濃を先にし淡を後にするは、人其の恵みを忘る。
威は宜しく厳よりして寛なるべし。
(前集168項)

【現代語訳】
寛を先にして厳を後にするは、人其の酷を怨む。
恩恵とは最初は薄く、後を厚くすべきである。
最初は厚く、後で薄くなると、人はその恩恵を忘れる。
威厳とは最初は厳格に、後は寛大にすべきである。
最初に寛大で、後で厳格になると、人はその残酷さを怨む。
つまり、人間は最初の印象が強いので、どんな場合でも、相手にとって損から始め、徐々に得に持っていかないと好意は逆効果になるということ。

【解説】
以下、祐樹亜子「中国古典の知恵に学ぶ菜根譚」より。「
人に何かをしてあげる場合には、最初はわずかで、徐々に手厚くしていくのがよい。というのも、人は薄情なもので、はじめ手厚くしておいて、あとになって減らしていけば、最初手厚くしてもらったことを忘れ、不満に思うからだ。
人に威厳を示す場合には、最初は厳しくして、しだいに緩めていくのがいい。というのも、最初に縛りをゆるくしておいてあとになって厳しくすれば、不当にひどい扱いを受けたと思って、人はその厳しさを恨むからだ。それが、どうした。

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