菜根譚とは 400年前、中国明代の末期に儒・仏・道の三教を修めた洪自誠が簡潔な語録の形でまとめたので、短い文章であるが、含蓄ある言葉です。
菜根譚はすぐれた「人生の書」として、昔からから多くの人に読みつがれ、日本でも、先人たちはこれを「心の糧」とされてきました。
「菜根譚」という書名は、人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(硬い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えるこよができれば、人は多くのことを成し遂げることができる)という言葉に由来する。かみしめて味わうべき書という意味です。
以下、祐木亜子訳「中国古典の智慧に学ぶ菜根譚」より。
「穏やかな、気持ちでいる」
嵐の日には、鳥まで恐ろしさに震えているが、穏やかな天候に恵まれた日には、草木までも楽しげで喜びにあふれているようだ。このことからもわかるが、自然界にあたたかい陽気が必要なように、人の心にも穏やかで優しい気持ちが欠かせないのである。(前集6)
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